育毛にアミノ酸が必要な理由とは?栄養バランスが育毛のカギ!

[最終更新日]2017/02/15

アミノ酸 育毛

アミノ酸という言葉はよく聞きますが、一体どんな成分なのでしょうか?

「体に優しい」というイメージがありますが、実は調べてみると「体そのもの」ということも言えそうです。

一般的な「髪の毛に良い栄養」「育毛効果のある成分」といったものとはすこし種類が違いますが、髪の毛に深く関わっている事に違いはありません。

今回の記事ではそのアミノ酸を徹底的に解説します。

そもそも、アミノ酸とは?

人間の身体の20%はアミノ酸によって構成されています。つまり、アミノ酸の働きによって、私たち人間の生命活動は支えられているのです。この事についてもっと詳しく見ていきましょう。アミノ酸が人の身体に重要な理由がわかると思います。

私たち人間の体は、内臓や筋肉、皮膚、血管等で構成されていますが、これらを作る元となるタンパク質は、すべてアミノ酸から構成されています。また、摂取した食物を消化する役割や、呼吸するのもアミノ酸があるから可能なことです。

アミノ酸は、人間が生きていく上で必要な活動も担っているのです。

「人の体の7割は水でできている」とよく言われますが、次に多いのがタンパク質です。人の体の20%は、タンパク質でできているといわれます。そしてそのたんぱく質というのはアミノ酸から構成されているので、人間の体の20%がアミノ酸だと考えることができます。例えば、体重が50キロある成人の方だとすると、そのうちの10キロもの重さがアミノ酸で構成されているのです。

一言でアミノ酸と言っても、自然界の中に、その種類は数え切れないほどたくさんのものがあります。その内タンパク質を構成するアミノ酸というのは20種類だけです。この20種類のアミノ酸が複雑に組み合わさることによって、様々な種類のたんぱく質を形づくっています。

ちなみに、この20種類のアミノ酸のなかには、人が体の中で作り出すことのできない、つまり食事から摂るしかない「必須アミノ酸」と、他のアミノ酸から体内で合成して作ることができる「非必須アミノ酸」というものもあります。

ここ数年でアミノ酸に対する研究は進んでおり、種類ごとに個性の強い働きがあることに注目が集まっています。

髪の毛とアミノ酸の関係

数ある成分の中でも、やや特殊で、しかし育毛効果が期待できる自然な成分がアミノ酸です。

人間の身体の20%を構成しているアミノ酸ですが、これは有機化合物と呼ばれるものです。有機化合物とは、酸素や窒素、水素、炭素といった様々な有機元素から作られている成分ということです。

ケラチンタンパク質

その中でも、髪の毛はケラチンタンパク質という、皮膚や爪と同じたんぱく質から作られます。つまり髪の毛というのは、意外かもしれませんが、皮膚の一部が変化したものともいえるのです。

このケラチンタンパク質は、18種類のアミノ酸が結合することによって構成されています。18種類のアミノ酸とは、グルタミン酸、アルギニン、スレオニン、グリシン、アラニン、イソロイシン、リジン、メチオニン.ヒドロキシプリン.シスチン、ロイシン、セリン、アルパラギン酸、バリン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファンです。

これらの18種類のアミノ酸が特定の順番に結合し、ケラチンタンパク質を構成しています。

「チロシン」と「シスチン」

その中でも、「チロシン」と「シスチン」という2種類が、髪の毛と非常に関わりの深いアミノ酸で、パーマやヘアカラーにも関係しています。

ケラチンタンパク質の中でもっとも多く含まれているアミノ酸が「シスチン」です。シスチンが多ければ多いほど、髪の毛は太く丈夫に育ちます。そのため、シスチンは髪の毛の成長には欠かせないアミノ酸といえます。

パーマをかける際の仕組みは、はじめに「アルカリ剤」と呼ばれる薬剤によって、このシスチンの結合を切断し、形状を変化させやすくし、形を変えたあと再び結合させるという仕組みです。これは「シスチン結合」と呼ばれます。

また、もう一つ髪の毛の色と深く関係しているのが「チロシン」というアミノ酸です。髪の毛の色が黒いのはメラニンという色素の働きによるものですが、このメラニン色素というのはチロシンから作り出されます。

つまり、健康で太く艶のある髪の毛を作り出すためには、この18種類のアミノ酸の中でもシスチンとチロシンという2種類のアミノ酸が重要だということです。

アミノ酸の摂取方法

アミノ酸を多く含む栄養素は、植物性のタンパク質です。しかし、サラリーマンなど忙しい生活を送っている方は、「朝ご飯は抜き、昼ご飯はハンバーガーなどのファストフード店、そして夜は接待などでこってりとした食事」という方が多いのではないでしょうか。このような食生活では、必要な量の植物性タンパク質を摂取することは難しいです。

さらに、お酒を飲む方も多いと思いますが、実はアルコールを分解するためにアミノ酸というのは消費されてしまいます。髪の毛を作るために取っておくべきアミノ酸が、アルコールの分解の方に使われてしまうのです。しかし、だからといっていきなり禁酒をするとか、いきなり生活習慣を変えるというのは難しいものです。

アミノ酸が含まれる食品

では、どのようにアミノ酸を摂取していけばよいのでしょうか?

ここでは、アミノ酸が多く含まれている食品をご紹介しますので、普段の食生活の中に少しずつでも取り入れてみてください。

  • チーズや牛乳、ヨーグルトといった乳製品
  • 豆腐、味噌、豆乳、納豆といった大豆食品
  • アジ、ブリ、サバ、サンマ、イワシといった魚類
  • 鶏肉、豚肉、牛肉、レバーといった肉類

これらの食品にはアミノ酸が多く含まれています。また、インゲン豆やジャガイモや卵にも比較的アミノ酸が多く含まれています。

食材によっても含まれているアミノ酸の種類が違いますので、摂取する際には、どの食材にどのアミノ酸が含まれているのかというのも調べながら摂取するとなお良いでしょう。

特に、人が体内で作り出すことができない、「必須アミノ酸」を食べ物から摂取することが大切です。必須アミノ酸には、ロイシン、リジン、トリプトファン、バリンなど全部で9種類があります。この必須アミノ酸を多く含んだ食材を選び、食材の種類を増やすことでバランスよくアミノ酸を摂取し、育毛につなげる必要があります。

具体的な方法としては、

「朝ご飯に牛乳を一杯飲み、焼き魚を食べる」
「お昼ご飯には、いつものメニューに納豆をプラスする」
「接待でお酒を飲む際にも、注文するメニューに野菜を一品プラスしたり、豆腐の入った鍋や冷奴など頼む」

こうした少しの気遣いを続けるだけで、日々のアミノ酸摂取量が増えていきます。

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育毛のために摂るべき食品

食事からアミノ酸を摂るのが難しいならサプリメントで

「そうは言っても一人暮らしてなかなか自炊ができない」「普段は外食ばかりで細かいメニューは選べない」といった場合には、サプリメントからアミノ酸を摂取することもできます。

自然食品の中でアミノ酸を摂取することが理想ですが、難しい場合にはアミノ酸が配合されたサプリメントやドリンクを飲むことで効率よくアミノ酸の摂取をすることも一つの方法です。

アミノ酸が配合されたサプリメントやドリンクを選ぶ際には、必須アミノ酸が全て入っているかどうか、価格帯が自分に合っているかどうか、飲みやすいかどうかといったことを意識して選んでください

アミノ酸だけではない、髪の毛に良い成分

アミノ酸を摂取すれば髪の毛が生えるのかというとそうではありません。その他様々な栄養素が育毛をサポートしてくれます。

亜鉛

アミノ酸が数種類結合し、タンパク質を構成しているという話をしました。そして、髪の毛の元となるケラチンタンパク質は18種類のアミノ酸が組み合わさってできているということも伝えしました。

亜鉛には、このアミノ酸をケラチンたんぱく質へと再構成し、新たに作り出す働きがあります。食事からアミノ酸を摂取したとしても、亜鉛がなければそのアミノ酸はケラチンタンパク質に変身することはできないのです。

そのため、髪の毛作りに亜鉛は必須だということが言えます。

亜鉛がもたらす髪への影響まとめ

イソフラボン

イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと非常によく似た働きをすることで有名です。ホルモンバランスが調整されるので、男性ホルモンであるテストステロンの過剰分泌を防ぎ、その結果、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制することにつながります。

育毛にタンパク質が必要な理由

ビタミンB6

ビタミンB6は、上でお伝えした亜鉛の持つ「ケラチンタンパク質を生成する」という働きをサポートする役目があります。つまり、タンパク質と亜鉛とビタミンB6という3種類の栄養素をバランスよく摂ることで髪の毛の成長に繋がるということです。

アミノ酸だけに気を使うのではなく、こういった栄養素をバランスよく摂取することによって、髪の毛の生成につなげましょう。

まとめ

  • 18種類のアミノ酸の中でもシスチンとチロシンという2種類のアミノ酸が重要。
  • 乳製品、大豆食品、魚類、肉類などにアミノ酸が多く含まれている。
  • アミノ酸だけに気を使うのではなく、様々な栄養素をバランスよく摂取することによって、髪の毛の生成につなげましょう。

 

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