育毛剤で髪が抜けるのは健康な毛髪に生まれ変わる良い反応?

[最終更新日]2017/03/13

育毛剤 抜ける

薄毛が気になり、髪の毛が抜けない様に育毛剤を使い始めたは良いものの、かえって髪の毛の抜ける量が増えてしまった、なんて経験あるかもしれません。

ですがその現象は育毛剤が合っていないと決めつけるのには早く、頭皮が良い環境になっている前兆によるものかもしれません。

なぜ抜けることにつながるの?育毛剤の成分とは

育毛剤 抜ける

育毛剤の成分には主に効果が2種類あります。

男性ホルモンと酵素

一つ目は、男性ホルモンと酵素に働きかける成分です。
この成分は有名なものだと「フィナステリド」と呼ばれています。

商品名では「プロペシア」といったほうが馴染み深い方がいるかもしれません。

男性の薄毛の主な原因である男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼと呼ばれる酵素が結びついた事で出来るジヒドロテストステロン(DHT)によるものです。

このDHTはとても厄介で、抜け毛を進行させてしまう物質なので生成されればされるだけ抜け毛が進行してしまうことになるのです。

そんな厄介な物質を生成させないように阻害するのがフィナステリドです。

5-αリダクターゼに結合し、テストステロンが結合できなくなるため、DHTの生成が抑止され、抜け毛が抑えられるといった仕組みです。

育毛剤の成分にはこのフィナステリドに似た成分が配合されているものがあります。

血行促進

二つ目は血行促進作用のある成分です。

男性の薄毛の原因はAGAが多いと言いましたが、頭皮の血行不良による薄毛も次いで多く、育毛剤の成分として頭皮の血行促進に注目があります。

いくら頭皮に栄養を与えても、全体に巡らなければ意味がないですし、髪の毛を生やす地肌、つまり土台がしっかりしたものでないと強くコシのある髪の毛を育てることはできないためです。

この血行促進の成分で有名なのは「ミノキシジル」と呼ばれる成分です。

このミノキシジルは元々血管拡張薬として使用されていましたが、頭皮の血行促進にも期待できるということで採用されて以来、薄毛治療薬としても長く利用されています。

血管が細いと頭皮の末端まで栄養を送り出すことができないため、毛根が栄養不足になり髪の毛が成長している最中に抜けてしまいます。

しかし、血管が拡張されすみずみに栄養が行き渡ると毛根で抜けにくい髪の毛の生成ができるようになるため、育毛剤にはこの血行促進に成分が配合されています。

以上の様に育毛剤にはこの酵素と結びつき脱毛を阻害する成分と、血行を促進させ頭皮の環境改善に貢献する成分が配合されている場合が多いです。

ただし、育毛剤によってはどちらか一方であったり、フィナステリドやミノキシジルではなく同様の効果をもつ他成分を配合している場合がありますので認識をしておいてください。

≫育毛剤って何歳から使えるの?

育毛剤で毛が抜けるのは初期脱毛かも

さて、本題に戻りまして育毛剤で毛が抜けてしまうのは良い反応であるのかどうかに関してなのですが、抜け毛を抑えたいのに抜け毛が増えるというのはおかしな現象ですし、頭皮に合っていないのではと不安になってしまうと思います。

ですがそれはもしかすると「初期脱毛」かもしれないのです。

初期脱毛とは

初期脱毛は今までに残っている悪い状態の髪の毛を抜け落とし、新しい健康的な髪の毛を発毛させる前段階で起こる現象と捉えていただければわかりやすいかと思います。

通常髪の毛はヘアサイクルによって成長と脱毛を繰り返します。

成長期→退行期→休止期→脱毛、といった流れになるのですが、薄毛に悩んでいる方の多くはこの中の成長期の期間が短く、髪の毛が上手く成長できない状態で抜けてしまうのです。

そして初期脱毛はこのヘアサイクルが乱れてしまいきちんと成長できなかった髪の毛と、休止期に突入し、あとは抜けるだけを待っている髪の毛を不要と判断し脱毛を促してしまう為に起こる現象です。

なので一時的に髪の毛の抜ける量が増えてしまう事になりますが、新しく正常なヘアサイクルで髪の毛を生やそうとしている前段階だと思って下さい。

初期脱毛ではない場合

初期脱毛の期間は早ければ3日ほどから1ヶ月までかかる方もいるので、最低でも1ヶ月は初期脱毛が起こる事を想定していかなければなりません。

ただし、いつまでたっても抜け毛の量が増えたままや頭皮に異常が起きている場合、それは初期脱毛ではなく副作用が起こっているかもしれません。

有効成分等が頭皮に合わずアレルギー反応を起こしている場合も抜け毛の原因になりますが、その場合頭皮も赤く炎症が起きていたり、激しいかゆみ・痛みが発生します。

あるいは2ヶ月たっても初期脱毛のような症状がある、そういった場合は育毛剤が合っていない可能性が高いので、使用を中止し病院で頭皮の状態を診てもらうようにしましょう。

初期脱毛の症状を知っておくのと知らないのとではその先どういう心持ちで望んでいけばいいかが変わってきます。

初期脱毛の特徴と初期脱毛ではない場合の特徴もしっかり理解しましょう。

抜けるところからはじまる初期脱毛の期間とケア

育毛剤 抜ける

育毛剤を使用してから初期脱毛が起こるのは理解できたけれども、薄毛に悩んでいるのにまた抜けてしまうのはとてもつらいことです。

ですがそこはグッとこらえて次生えてくる髪の毛の為に正しいケアをして相乗効果を狙ってください。

初期脱毛の期間は

前述しましたが、初期脱毛は育毛剤を使用してから早ければ3日ほどから現れます。
中には1週間から始まったという方もいるので開始時期はバラバラです。

育毛剤を使用する前に、一度抜ける量のおおよその目安を知っておくと初期脱毛が始まる期間がわかると思います。

そしてこの初期脱毛は大体1ヶ月もすれば収まりますので、初期脱毛開始時期から数えて1ヶ月ほどは抜ける量が多くなるという認識で使用していきましょう。

初期脱毛のケアは

育毛剤の使用を止めずに継続する

 初期脱毛だということを知らずに止めてしまう方が多いため、あえて書かせていただきましたが、育毛剤を使い始め初期脱毛が起こったからといって育毛剤の使用はやめないで下さい。

新しく頭皮の環境を構築している所なので、育毛剤の成分を染み込ませ良質な土台づくりをしましょう。

低刺激シャンプーを使う

 初期脱毛だからではなく普段から選んでいただきたいのですが、実は頭皮にダメージを与える原因の一つにシャンプーの刺激が強いという点が挙げられ、特に男性の場合刺激等気にせずにシャンプーを選んでいる事が多いです。

そうなると保湿に必要な皮脂まで洗い流し、頭皮を乾燥させてしまったり、炎症を起こしてしまう事につながるので、低刺激のシャンプーを選んで使い、優しくマッサージするように洗い上げてください。

食生活・睡眠にも気を使う

 薄毛に悩む人が増えた要因には食生活の乱れと睡眠が上手く取れていない人が増えた事に関係があります。

食生活はインスタント食品やコンビニ弁当、肉や油の多い料理を食べる、こういった習慣を送っていると薄毛になりやすい頭皮になってしまいます。

バランス良く栄養を摂ることで髪の毛と頭皮に必要な栄養素も補給できるので、今一度自分の食生活を見直して改善して下さい。

睡眠に関しては、寝不足が続いてしまうと自律神経系が乱れてしまい様々な不具合が生じてしまいます。

睡眠中には成長ホルモンを分泌する時間帯があり、その時間帯で髪の毛の生成に必要なホルモンであったり栄養素を構成します。

睡眠不足が続くとこの成長ホルモンも上手く分泌されず、頭皮が栄養不足に陥ってしまい兼ねませんので、1日最低でも6時間以上は確保できるようにしましょう。

以上の3点は初期脱毛の時にだけでなく普段から気をつけることができるので、初期脱毛が始まった時は特に気をつけて、その後も継続して対策していき健康的な髪の毛をキープしていきましょう。

≫食事で防げる?食生活を見直すことも大事!

まとめ

  • 育毛剤の成分に必要なのは、男性ホルモンや酵素に働きかけるものと、血行促進に働きかけるものである
  • 育毛剤で毛が抜けるようになったら、生え変わりの準備を始めた可能性も
  • 一時的に脱毛しても育毛剤を使い続けよう!

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