AGAは診療ガイドラインに載っている治療法を選択すべし!

[最終更新日]2016/10/28

aga ガイドライン

AGA、男性型脱毛症は多くの男性を悩ませる薄毛の症状であり、医学界でも正式な診療のガイドラインがあります。

今回はそのAGA診療ガイドラインがどのように定めらているのか、またそれをどのように利用して治療を行っていくのか詳しく説明いたします。

AGAの診療ガイドラインとは

AGA診療ガイドラインというのは、日本皮膚科学会が科学的根拠に基づいて選定したAGAの治療方法を決定するための目安となっています。レベルがA、B、C1、C2、Dの5段階に分かれていて、Aが非常に効果的な治療法として推奨されていて、Dは控えるべき治療法として定められています。診療ガイドラインに載っている治療法であれば、学会が研究した治療法という事になるので、その効果の有無や程度、安全性という点の評価が非常に信頼できる事になります。

逆にこのガイドラインのレベルDにも載っていないような治療法は、まだ研究し尽くされていない治療法となるため、効果も安全性も不透明で非常に危険です。AGAの治療にわざわざリスクを持ち込みたくはないですよね。そういった方はぜひこのガイドラインに載っている治療法の中から選んでAGAを治療してください

このようなガイドラインが作られるようになったのは、すぐに効く、絶対に治るなどの誇大広告で患者を騙す悪徳業者が存在しているからです。そういった偽の治療法に騙されないためにも、ガイドラインにはどのように治療法が載っているか覚えておきましょう。

それでは具体的にAGA診療ガイドラインに載っている治療法をレベル毎に見ていきましょう。

▼レベルA

科学的根拠が確かにあり、AGAに対する効果が最も高いと認定されているのは、ミノキシジルフィナステリドです。AGAの治療薬と言われるとこの2つが出てくるのは、ガイドラインでも推奨されていたからなのです。レベルAで認定されているのはこの2つのみです。

ただし注意が必要で、ミノキシジルは外用、フィナステリドは内服という点です。ミノキシジルの内服薬タイプの薬や、フィナステリド配合の育毛剤も世の中にはありますが、これらはガイドラインのレベルAの治療法としては認定されていないので注意が必要です。

ミノキシジルに至っては深刻な副作用が無く、フィナステリドも利用者の約3%に生殖器に関係した副作用が出るだけで、命に関わる事はほとんどありません。

この2つは並行して治療を行う事でより高い育毛効果を発揮する事もあるので、併用の治療法も存在します。ただし必ず医師の方と相談してからにしましょう。

▼レベルB

レベルAの治療を行っても改善の兆しが見られなかった場合には、こちらのBの治療が勧められる事になります。ここでは薬を使った治療法ではなく、自毛植毛が勧められます。

自毛植毛と言うのはその名の通り、自分の別の部分の毛を脱毛部分に移植する治療法です。これもAGAの治療として効果があると推奨されているのです。

メリットとして、薬での治療として副作用が全く心配いらない点と、1度移植してしまえば後は自然に髪の毛が生えてくるのを待つだけなので、毎日薬を飲む、定期的に通院すると言った手間が無くなる点が挙げられます。

レベルAとレベルBに関してはどちらも安全で効果が高い治療法です。自毛植毛の方が手術費が高いので、どちらを選ぶかは自身の経済状況に合わせるようにしましょう。

▼レベルC1

このレベルまで来ると、効果の面で不安が出てきます。安全性はクリアしているので推奨しますが、効果の有無に関してはレベルAやBに比べるとかなり劣ると考えておいてください。

ここで紹介されている治療法は塩化カルプロニウム外用、アデノシン外用、ケトコナゾール外用など、外用薬が基本です。薬品名だらけでよく分からないと思われるかもしれませんが、結局このレベルC1に認定されている治療法というのは、育毛剤や育毛シャンプーを使った治療法の事です。ここで載せた薬品名も育毛剤の成分表を見ればすぐに見つかる事でしょう。

比較的安価な上、シャンプーに関しては普段使っている物を変えるだけだからすぐに治療できて、手間も増えないと言うのがメリットです。しかし効果が出るかどうかと言うのは個人差があるので、これだけでAGAを治療できる保証がない点に注意してください。

▼レベルC2

レベルC2は遂にAGAに効果があるかどうか科学的根拠がないレベルとなります。C1は科学的根拠はあるが効果が高くないレベルであったのに対して、こちらはもう完全に不透明です。

現在のガイドラインでこのレベルC2に認定されているのはセファランチン外用のみです。

実はこちらの薬は別の薄毛治療で使われている薬です。円形脱毛症にもAGAと同じようにガイドラインがあるのですが、そちらではレベルC2に認定されているのです。しかしAGAには効果が出るかわからないとされているのがセファランチン外用です。絶対に効果が出ないわけではないですが、進んでこの治療法を取る事はお勧めしません。

▼レベルD

最後のレベルDは避けるべき治療法となっています。このレベルの治療法は効果の有無よりも、副作用の方が問題視されるため危険視されているのです。ここに認定されているのは人工毛植毛女性のフィナステリド服用の2つとなっています。

人工毛植毛は先に説明した自毛植毛と違って、人工的に作った毛を移植するという治療法です。自毛と人工毛では何が変わってくるのかと言うと、人工毛の場合だと体が拒絶反応を起こす事があるのです。植毛した部分が荒れるだけでなく重大な疾患を引き起こす事もあるため、現在ではこの治療法を行っているクリニックはほぼありません。

フィナステリド服用はレベルAでしたが、女性の場合は別問題なのです。女性が服用すると妊娠した時に胎児に悪影響を及ぼしてしまうからとレベルD判定にされているわけです。

AGA診療ガイドラインによる分類の条件とは?

さてAGA診療ガイドラインの5つの分類は分かったかと思いますが、では実際に薄毛に悩んでいる患者さんに対して、どの治療法をすべきかという判断はどうやって行うのでしょうか。

まず1つ目は疾病懸念という、AGAがどういった形で起こるかで判断します。AGAと言うと中年以降の男性に多く見られる症状ですが、20代でも症状が表れる事があります。AGA発症時の年齢によって状態が変わってくるのです。

2つ目は病態で判断します。AGAの進行度と言うのは2段階あり、まず髪の毛が細く短くなる薄毛の症状に始まり、その後新しい髪の毛が生えてこない脱毛状態へと進みます。特に前頭部や頭頂部にその症状が表れた場合にはAGAであると判断されます。M字はげはAGAの特徴的な症状の1つなのです。

3つ目は診断によって判断します。専門家が問診と視診を行ってAGAかどうか確認します。問診では家族にAGAがいるか、脱毛はいつから始まったのかという質問をして、視診では髪の毛と頭皮の状態から判断しています。

診療ガイドラインを参考にAGA治療を始めるタイミングとは

AGA診療ガイドラインによってどのよな治療法があるか、そして効果はどの程度あるのかが確認できたと思います。

もしも自分がAGAになるのでは、もしくはもうなっているのではと思っているのであれば、今すぐ治療を始めましょう。AGA治療は早く始めるに越した事はありません。早ければ早いほど良いですし、実際20代から予防すると言う方法も存在します。

AGA治療は日本皮膚科学会でしっかりと研究されている治療法がありますので、それらから選ぶ事で心配を減らして治療に臨むようにしましょう。

まとめ

  • AGA診療ガイドラインとは、日本皮膚科学会が科学的根拠に基づいて選定したAGAの治療方法を決定するための目安で、レベルがA、B、C1、C2、Dの5段階に分かれている。
  • Aが非常に効果的な治療法として推奨されていて、Dは控えるべき治療法として定められている。
  • ガイドラインのレベルDにも載っていないような治療法は、まだ研究し尽くされていない治療法となるため、効果も安全性も不透明で非常に危険。

 

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