生活習慣の乱れはホルモンの乱れ!若者に発生する抜け毛の原因とは?

[最終更新日]2016/06/27

抜け毛 ホルモン

抜け毛や薄毛などの髪の毛のトラブルは高齢の人にのみ起こる病気だと思っていませんか?

実は若いころから抜け毛が発生、進行するケースも最近では珍しくなくなってきています。

昔と比べて食生活などの生活習慣が変化してきていることが原因ですが、ここで改めて若いころから抜け毛が進行する原因をご紹介します。

若い頃から抜け毛が進行する原因とは?

1つ目は遺伝です。日本人男性に最も多い抜け毛の症状はAGA(男性型脱毛症)と言われていますが、これは遺伝が関係しています。と言ってもAGAになりやすい体質が遺伝されるだけで、父親や祖父がAGAだからと言って必ず子供もAGAになるわけではないということを覚えておいてください。

2つ目は栄養失調です。髪の毛や頭皮も細胞の一種ですから、活動をしていく上では必要な栄養という物が存在します。その栄養素を食事で摂取できていないと、髪の毛の健康状態が悪くなり抜け毛の原因になってしまいます。最近はファーストフードなどで手軽に済ませてしまうことも多くなってきていますし、お菓子などの甘い物も日常的に摂取する人が多いかと思います。この食生活の変化によって栄養が偏り、抜け毛が若い人にも増え始めている原因となっています。

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3つ目は睡眠不足です。これはもちろん単純な睡眠時間が短い場合も問題ですが、それ以上に問題なのが質です。最近は寝る直前までスマホを見ているという人も増えていると思いますが、これもまた若い人の抜け毛が増えた原因の1つです。スマホやパソコンの光(ブルーライト)にはサーカディアンリズムという体内リズムを乱す効果があり、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなってしまいます。睡眠の質が悪くなると、睡眠中に分泌される髪の毛の成長ホルモンが正常に分泌されなくなります。睡眠の質と抜け毛には関係性があるのを覚えておきましょう。

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4つ目はストレスです。慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、血行不良を招きます。髪の毛に栄養を送る役割を持っているのは血液なので、血行が悪くなると髪の毛に必要な栄養が送れなくなってしまいます。他にもストレスによって不眠症や内臓機能の低下も起きるとされていて、どちらも抜け毛に無関係とはいえない病気です。

5つ目は男性ホルモンです。最初に紹介したAGAという脱毛症は、この男性ホルモンが関係して発症します。厄介なのはこれが抜け毛の原因となった場合、予防や対策が少し難しいという点です。

ここでは最後に紹介した男性ホルモンに注目して、抜け毛に関する情報をお伝えしていきます。

ホルモンと抜け毛の関係

それではここから具体的にホルモンと抜け毛の関係についてご説明します。まず先ほど男性ホルモンが抜け毛に関係があるという話をしましたので、その具体的な関係性をご説明します。

ホルモン自体は体中の至る所で様々な役割を担っているのですが、頭皮や髪の毛に深く関わっているのはテストステロンという男性ホルモンです。これは皮脂の分泌や毛母細胞の分裂を促す働きを持っています。このテストステロン自体は髪の毛と頭皮にとって有益な男性ホルモンです。しかし厄介なことに、これが毛根部分にある5αリダクターゼという還元酵素と結びつくと、DHT(ジヒドロテストステロン)を生成することになります。このDHTは抜け毛や薄毛を招く原因となってしまいます。

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DHTが前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞にある受容体と結合する髪の毛の成長を抑制し、髪の毛が抜けやすい状態にしてしまいます。このDHTと結合することで抜け毛を増やす受容体は、前頭部と頭頂部に存在しますが側頭部や後頭部にはほとんど存在しません。抜け毛や薄毛が進行しても部分的に髪の毛が残るのはこれが理由の1つです。

次に女性ホルモンも抜け毛に関係があるというのをご説明します。まず前提として男女ともに男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持ち合わせていることを覚えてください。男性だから男性ホルモンしかないということはありません。髪の毛においてはエストロゲンという女性ホルモンがカギを握っています。このエストロゲンは髪の毛の成長を促したり、成長期間を持続させたりと髪の毛の健康に非常に重要な役割を担っています。このエストロゲンは頭頂部から耳までが有効範囲で、それより下はまた別のホルモンが関係しています。男性の場合ですとこのエストロゲンの分泌のピークが30代までなので、年を重ねると頭頂部から禿げ始めるのはこのエストロゲンが減少しているからなのです。

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女性ホルモンであるエストロゲンの減少による抜け毛は基本的30代以降ですが、ホルモンバランスが乱れた場合にはその限りではありません。若い人の抜け毛の原因になっている可能性もあるので、ホルモンバランスには注意が必要というのを覚えておいてください。

ホルモンが原因の抜け毛の対策方法

さてホルモンが原因で抜け毛が発症した場合、そのように対策をすれば良いのかをこれからご説明します。

まずは直接的な対策方法です。AGAの原因であるDHTは5αリダクターゼが関係しているので、その活動を阻害する成分や、女性ホルモンであるエストロゲンに代わる成分を頭皮や髪の毛に与えることで抜け毛を防ぐ方法です。

5αリダクターゼを阻害する成分として有名なのはフィナステリドです。AGA治療薬として日本で唯一厚生労働省の認可を受けているプロペシアにこの成分は含まれています。国から認められている、という点からもフィナステリドがどれだけ5αリダクターゼに効果的かがわかってもらえるかと思います。ただ薬である以上副作用の危険性は存在します。フィナステリドでの治療には必ず医師の相談が必要なので、どうしてもこの治療法を行う場合には専門の病院やクリニックで診察を受けましょう。

エストロゲンに代わる成分として注目されているのは、ホップエキスやモモ葉エキスです。これらは植物から抽出されたエキスで、シャンプーに含まれていることが多い成分です。抜け毛を防ぐ上でシャンプーの成分というのは意外とバカにできません。ポップエキスやモモ葉エキスが含まれているシャンプーを探して試してみましょう。フィナステリドのような副作用の危険性はありませんが、シャンプーに含まれている成分次第では肌に合わないという可能性もありえますので、その点だけは注意しましょう。

AGA専用の治療薬や抜け毛に効果的な成分を含んだシャンプーを利用する事は、ホルモンが原因の抜け毛対策として非常に有効的です。しかしホルモンというのは増やせばいいという物ではありません。重要なのはそのバランスなのです。

例えばエストロゲンが不足して抜け毛が目立ってきたからと言って女性ホルモンを増やせば良いかというと、必ずしもそれが良いとは言い切れません。ホルモンは体に大きな影響を与える化学物質ですから、女性ホルモンを増やせばその分身体つきも女性化してきます。

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ホルモンバランスを意識することが何よりも抜け毛対策としては重要ですが、そのバランスを維持するためには生活習慣が大きく関わってきます。食生活の乱れ、生活リズムが不規則、ストレスなどでホルモンバランスはすぐに崩れてしまいます。上記で説明した直接的な抜け毛対策と一緒に、間接的に生活習慣も正して抜け毛の治療を行っていきましょう。

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