病院でも抜け毛の治療ができるって知ってました?

[最終更新日]2016/12/06

抜け毛や薄毛の治療は、育毛剤などを用いて自分自身でコツコツ行うのが王道と思っていませんか。

病院での抜け毛治療は、あまり認知されていないのが現状のようです。

病院ではどのような抜け毛治療が受けられるのでしょう?

病院における薄毛治療とはどのようなものなのか、紹介いたします。

病院で出来る抜け毛治療とは?

「薄毛は病院で治せる」。このようなCMを目にしたことがありませんか。とはいえ、「病院での抜け毛や薄毛の治療をするのは、人の目が気になり恥ずかしい!」、「治療費が高額になりそうなので、病院に行くことを躊躇している」といった意見も多く聞かれます。

しかし、自己流のケアではなかなか改善しないのも、薄毛治療の特徴のひとつです。そして、男性に多いAGA(男性型脱毛症)は進行性の疾患です。適切なケアを早く行わないと改善しないばかりか、どんどん進行してしまいます。

抜け毛に関しては、病院で治療しても必ず効果が出るとは限りません。しかし、医師に診察してもらうことで頭皮の状況をきちんと把握すれば、抜け毛の原因や他の病気の可能性についても確認することができます。そして、医師から的確な治療を受けるためのアドバイスをもらうこともできます。

このように考えると、病院で治療を受けた方が、自己流のケアよりも抜け毛が改善する可能性は高いといえます。

AGA治療法には薬を使った内科的治療と、手術による外科的治療の2種類があります。

内科的治療では、2005年に厚生労働省の薬事承認を受け、医師による処方が可能となった「プロペシア」という内服薬や、「ミノキシジル」という塗り薬を用いた治療が中心となります。

一方の外科的治療では、「自毛植毛」という術式を用います。自毛植毛は、AGAの原因となる男性ホルモンの影響を受けていない後頭部や側頭部のしっかりと生えた毛を、薄毛の部分に移植するものです。移植された毛は男性ホルモンに強いという性質を維持し続けるため、薄毛の部分であっても自分の髪を再生することができるという仕組みです。最近では、毛髪の再生を促す成長因子を頭皮に注入する方法も、広く行われるようになりました。

プロペシアを処方するクリニックは増えてきているものの、取り扱っていない医療機関も多いようです。プロペシアの処方を希望する場合は、事前に確認してから受診することをおすすめします。また、抜け毛の専門医がいない病院では薬は処方してもらえるものの、医師にAGAの知識が不足していることも考えられます。病院を選ぶ際は、AGAの専門医がいるかどうかを基準に考えるとよいでしょう

医師からの説明を受けてから、治療を受けるかどうかを自分自身で判断できる、インフォームド・コンセントの環境が整った病院を選ぶことも大切です。

自毛植毛や成長因子注射を受ける場合は、手術を担当する医師に十分な経験や知識があり、高い技術力を誇る病院を選ぶようにしましょう。費用や手術方法に関する情報開示がしっかりなされ、手術のメリットだけではなくリスクなどのデメリットに関しても、十分な説明を行ってくれる医療機関を選ぶことも重要です。

どのような治療?(治療の流れと、具体的な方法)

次に、病院で行われる抜け毛治療の具体的な方法と、その流れについてご紹介しましょう。

1. カウンセリング

年齢、性別、発症の時期、発症したときの様子、その後の経過と現在の状態、半年以内の分娩や薬剤服用の有無、家族や親族に薄毛の人がいるかなど、抜け毛に関連する基本的な情報の確認を行います。治療内容や治療期間、費用に関する説明が行われることもあります。

2. 診察、検査

視診、触診、血液検査、頭部撮影などを通して、頭皮の状態や毛髪の長さ・太さ、頭部以外の状態、栄養状態、健康状態、精神的ストレス、外因性脱毛の有無などの検査を行います。医療機関によっては、投薬や治療によって身体に影響を与えるかどうかを調べるための検査を行うこともあります。

3. 治療

前項「病院で出来る抜け毛治療とは?」でご紹介した、内科的治療と外科的治療が行われます。

4. 通院

ひと月に1度ほどのペースで定期的に通院し、頭部撮影などで経過を観察します。効果が現れるまでには個人差がありますが、一般的には3~6か月程度で効果が現れると考えられています。

 

以上、病院での抜け毛治療の基本的な流れを紹介いたしました。病院では治療だけでなく、日常生活やヘアケアに関する注意点の説明や、アドバイスなども行ってもらえます。

皮膚科でも出来る?(皮膚科での治療の特徴とデメリット)

最近では、抜け毛や薄毛の専門外来をもつ皮膚科も誕生しています。抜け毛の原因究明に始まり治療法を個別に検討するのが、皮膚科で行われる抜け毛・薄毛治療の特徴です。

皮膚科で行われている抜け毛治療には、さまざまな種類のものがあります。皮膚科での治療では、薬の処方や注射、点滴が中心となりますが、最近では新たな抜け毛治療法も取り入れられ、治療の選択肢も広がっているようです。皮膚科で実際に行われている抜け毛治療はどのようなものなのか、最新の治療法をご紹介しましょう。

1. 薬を用いた内科的治療

抜け毛専門クリニックでも広く行われている薬を用いた治療は、皮膚科でも多く用いられています。血行を促進するミノキシジルフィナステリドなどを用いたり、ビタミン剤などを服用して髪に十分な栄養が行き渡るようにしたりします。

ミノキシジルの副作用についてはこちら
フィナステリドの効果についてはこちら

2. プラセンタ注射

美容成分としても有名なプラセンタを注射することで、髪の成長を促します。注射だけでなく、点滴で投与されることもあります。プラセンタは胎盤から抽出した栄養成分。皮膚科で行われる抜け毛治療の中でも即効性が高い治療法です。身体への負担も少なく、他の治療との併用も可能です。

3. 育毛メソセラピー

皮膚科で行われる抜け毛治療の中では比較的新しい治療法「育毛メソセラピー」は、髪の成長を助ける成分を頭皮に直接注射するものです。注射以外にレーザーが用いられることがあり、痛みや副作用はほとんどありません。条件にもよりますが、他の治療法との併用も可能です。

育毛メソセラピーについての解説はこちら

皮膚科で抜け毛治療を受ける際の注意点

次に、皮膚科で抜け毛治療を受ける際の注意点をご紹介します。

皮膚科が専門とするのは、皮膚トラブルへの対応です抜け毛・薄毛の治療に対応している皮膚科は限られています。そのような皮膚科では抜け毛の原因を特定することが難しいのが現状です。仮に抜け毛の診察を受けられたとしても、それに対応した治療が受けられるとは限りません。

そして、皮膚科での抜け毛治療では、高額な医療費の負担が患者を悩ませることもあります。治療法によって金額は異なるものの、治療期間が長くなれば、その分高額の医療費を支払う必要があります。したがって、皮膚科で抜け毛治療を受ける際は、確実に効果が実感できる治療法を選択することが必要です。さもないと、高額の医療費を支払ったにもかかわらず、効果が実感できないなんてことにもなりかねません。

皮膚科での抜け毛治療の中には、継続して通院することを求められるものがあります。定期的な通院が必要となる投薬やプラセンタ注射などの治療法では、通院するための時間を確保しなければなりません。皮膚科での抜け毛治療を検討する際は、通いやすい場所にあるかどうかも判断材料のひとつになります。

女性の薄毛治療に皮膚科がダメな理由

まとめ

  • 病院を選ぶ際は、AGAの専門医がいるかどうかを基準に考えるとベスト。
  • 自毛植毛や成長因子注射を受ける場合は、手術を担当する医師に十分な経験や知識があり、高い技術力を誇る病院を選ぶ。
  • 皮膚科での治療では、薬の処方や注射、点滴が中心となる。

 

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