男性ホルモンって本当に薄毛・抜け毛の原因なの?

[最終更新日]2016/08/18

抜け毛 男性ホルモン

男性ホルモンが強い=薄毛というイメージありませんか? また髪が薄い人は性欲が強いとか、マッチョで筋肉質な人は髪が薄いなんてことも……。薄毛の人が気になる男性ホルモン。男性ホルモンって本当に薄毛の原因なの? 男性ホルモンを活動させなければいいの? など本当に男性ホルモンが薄毛の原因になっているのでしょうか。今回は、男性ホルモンが本当に薄毛の原因となっているのかみていくことにしましょう。

 

男性ホルモンと抜け毛の関係

抜け毛 男性ホルモン

男性ホルモンは精子の形成や筋肉の増大など、男性の成長段階においてなくてはならない存在です。この男性らしさを象徴する男性ホルモンは睾丸や副腎で作られています。男性も女性も性別に関わらず、男性ホルモンも女性ホルモン両方を持っています。髪がふさふさの人は、この両方のホルモンをバランスよく持っている人です。そう、このバランスこそが髪に大きな影響を与えていて大事なのですね。

 

男性ホルモンの一つであるテストステロンと5αリダクターゼ(酵素)が結びつくとより強力なジヒドロテストステロン(DHT・脱毛物質)という男性ホルモンがつくられるのですが、このDHTが抜け毛を促進したり育毛を阻害したりするといわれています。男性ホルモンが変化して結果脱毛物質となっていくわけです。

そして知っておいてほしいのは女性ホルモンは男性ホルモンを抑える働きがあり女性ホルモンが活発な時は男性ホルモンが活動しにくいということ。確かに産後や更年期の女性が抜け毛や薄毛が気になってきたという話はよく聞きますよね。

 

そうなのです。男性ホルモンはそのものが悪いわけではないのです。変化していくことで薄毛の原因となることがわかりました。そして髪の毛には男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが大切なのだということも重要なポイントです。

 

ジヒドロテストステロン(DHT)は“脱毛物質”

抜け毛 男性ホルモン

ジヒドロテストステロン(脱毛物質)は前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞にある受容体と結合すると髪の生成を抑制し、髪は細くて元気のない状態になります。ボリュームがなくなった、薄毛が気になるといった状態です。さらにまだ十分に成長できていない成長途中の髪が抜けてしまうため、抜け毛は細くて短いものが多くなります。髪には成長期というものがあるのですがこれがうまく機能しなくなります。

しかし、注意してほしいのは、ジヒドロテストステロンは男性ホルモン受容体と結合しないと抜け毛を発症させないということ。

サザエさんの波平さんを思い浮かべてみてください。側頭部や後頭部には髪がしっかりありますよね。これは側頭部や後頭部には男性ホルモン受容体がほとんどなくその影響を受けにくいといわれているからなのです。

 

ジヒドステロン(DHT)対策に効果的な成分とは?

男性型脱毛症(AGA)は、5αリダクターゼ(酵素)の進行を抑えることが必要です。そのためには薄毛治療内服薬のフィナステリドが効果的です。現在、日本でもっとも使用されている抜け毛の治療薬にはフィナステリドミノキシジルが挙げられます。このお薬は、日本の皮膚科学会で薄毛治療に効果的と評価を受けているお薬です。

フィナステリドは前立腺がんや前立腺肥大のお薬です。しかし薄毛治療にも効果的とのことで薄毛治療薬としても使用されるようになりました。現在は世界60ヶ国以上で使用されていて日本では2005年より使用されています。日本では、「プロぺシア」と呼ばれています。

このお薬の特徴としては、成人の男性のみが使用できるということ。成分が男性の薄毛に対して有効なものであったり、胎児への影響があるとも言われていて女性の服用はできません

フィナステリドは5αリダクターゼ(酵素)の働きを抑制する効果があるといわれているので、男性型脱毛症(AGA)の方には効果的です。

副作用としては、性欲の減退、勃起不全、まれに食欲不振や全身の倦怠感、肝機能障害があるとされていますが実際には、深刻な副作用はないとされているようです。

日本では、医師による処方しかできません。インターネットなどを使って個人輸入する方法もありますが本来は含まれていないなんなのかわからない成分が含まれていたり、中には偽造品であることもありますので、必ず医師に処方してもらうようにしてください。

 

高血圧の薬としてアメリカで開発されたのがミノキシジルです。高血圧の薬として服用した副作用として増毛症状が頻繁にみられ世界で初めて薄毛の治療薬として使用されたのがミノキシジルです。血管を拡張する作用があるため結果血流が良くなり、髪の毛に栄養や酵素が届きやすくなります。飲み薬と、市販に売られているリアップなどの外用薬があります。ただ日本では、まだ内服薬の認可はおりていません副作用もありますので外用薬においても本来医師の判断が望ましいです。

副作用としては、体毛が濃くなる、頻脈、めまい、髪の変色、浮腫、頭痛、があげられますが、もっとも多い副作用としては体毛が濃くなったということが報告されているようです。また、血圧が下がる方もいるようですが、血圧を下げることはこの薬の目的でもあるようなので副作用ではないとされています。

しかしながら低血圧の方などは医師に相談するようにしましょう。外用薬の場合は、頭皮のかぶれやかゆみなどに注意しましょう。

 

また、その他にも女性ホルモンの作用があるホップエキスモモ葉エキス豆乳発酵液という植物成分もあります。女性ホルモンと同じような働きをするためジヒドロテストステロン(脱毛物質)を抑制する効果があります。また、女性ホルモンは男性ホルモンを抑える働きがあります。女性ホルモンが活発な時は男性ホルモンが活動しにくいといわれているからです。

植物成分で、薬ではないため副作用の心配もなく安心安全です。

 

こんな人は男性ホルモンによる抜け毛に要注意

男性ホルモンはなにもそれ自体が薄毛の原因でも悪いわけでもありません。男性ホルモンを抑制して薄毛が改善されるものではありませんので誤解しないようにしましょう。しかし、こんな人は要注意です。

男性型脱毛症(AGA)を発症している人

生え際がすでに後退している方や頭頂部の毛が薄くなっている方のことを男性型脱毛症(AGA)といいますが、これは遺伝により進行する病気です。そのため早めの予防や対策が必要になってきます。なんと全国に1260万人もこの症状に悩んでいる人がいるようです。

薄毛に悩む方が1番に考えるのは、シャンプーを変えたり育毛剤などを試すというもの。もちろん予防や初期の段階なら効果も期待できますが、薄毛がずいぶん進行している人たちにはドラッグストアなどで売っているシャンプーや育毛剤を使用したり、生活習慣などを見直しても効果はあまり効果は期待できません。AGAは一般的には遺伝やホルモンの影響だと言われているためこのような場合には、専門的な機関でアプローチすることが1番の解決策となります。

 

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