その頭皮ケアは、抜け毛の原因になっています

[最終更新日]2016/11/25

効果があると信じて行っていた抜け毛予防法。その予防法が実は逆効果だったとしたら・・・ こうした間違った抜け毛ケアは、返って抜け毛を招いてしまうことにもなりかねません。間違いやすいポイントを解説するとともに、正しいケア方法をご紹介します。

シャンプーの仕方が間違っている?

抜け毛に効く

間違ったシャンプー選びと間違ったシャンプーのやり方は、抜け毛対策に効果がないばかりか、脱毛の原因になってしまうがあることをご存知でしょうか。基本的に、顔や体を洗うときと同じ感覚で行うのが、洗髪の正しいやり方。髪を洗うという意識が強すぎると、必要以上に洗い過ぎてしまいます。洗髪は「頭皮の表面を洗うこと」という意識をもって行うとよいでしょう。

これからご紹介するのは、だれもが陥りやすい誤った洗髪方法です。それと共に、正しい洗髪方法についてもご説明しましょう。

洗浄力の強いシャンプーを使った洗髪

市販されている「高級アルコール系」シャンプーには強い洗浄力が備わっており、その分頭皮への刺激も強くなります。そのため、洗浄力が強いシャンプーを使って髪を洗うと、皮脂の過剰分泌や肌荒れなどのトラブルの原因になる可能性があります。最近は殺菌効果のあるシャンプーも増えています。こうしたシャンプーを使った洗髪も、頭皮を守る常在菌の減少につながる可能性があります。

抜け毛の予防には、「アミノ酸系」など、使用後に乾燥やツッパリを感じることが少ない、地肌にやさしいシャンプーを選ぶことをおすすめします。

1日に何回も洗ってしまう

抜け毛予防において基本的な考え方となるのが、頭皮を清潔に保つこと。長時間の洗髪や1日に何回も行う洗髪によって、本来必要な皮脂まで洗い流してしまうことになります。必要な皮脂が失われると、頭皮を守るためにより多くの皮脂が分泌されてしまいます。その結果、過剰な皮脂によって毛穴が詰まり、それが抜け毛につながるともいわれています。

洗髪は1日に1回、頭皮を洗う時間は1分以内にとどめることが基本です。シャンプーを付けたままの状態でいることも頭皮にはよくありません。洗い終わったら、シャンプーをしっかり洗い流すようにしましょう。

爪を立ててゴシゴシ洗ってしまう

汚れをしっかりと落としたいがために、爪を立てたり力を入れてゴシゴシ洗ったりしてしまう人も多いと思います。爪を立てて髪を洗うと、知らないうちに頭皮を傷つけ、炎症を起こす原因になってしまいます。同様に、ブラシなどを使っての洗髪も頭皮を傷つける原因になるため、そのような洗髪はおすすめできません。

指の腹で頭皮をやさしくマッサージするのが、正しいシャンプーのやり方です。

頭皮の環境を整えるシャンプー方法

女性 抜け毛 シャンプー

ここで、正しいシャンプー方法を身に付けるためのコツをご紹介します。それは、頭皮の汚れを意識して洗うことと、皮膚である頭皮を強くこすらないこと。この2つを意識しながら、次にご紹介するステップに沿ってシャンプーをしてみてください。

  • ブラッシング…シャンプー前のブラッシングで、もつれた髪を解くようにしましょう。シャンプーのときにかかる髪への負担が軽減されます。またブラッシングには、頭皮の角質を浮かせたり血行を促進したりするなど、頭皮ケアの効果も期待できます。
  • 予備洗い38度程度のぬるま湯で、1~2分ほどかけてしっかりと頭皮と髪を濡らします。美容師が行う要領で、手のひらに溜めたお湯を頭皮にパシャパシャと掛けると、頭皮を効率的に洗うことができます。
  • シャンプーの塗布…適量のシャンプーを手に取り、同量のぬるま湯を加えて薄めてから頭皮に直接付けるようにします。5~6か所に分けて行うと、シャンプーが頭皮にまんべんなく行き渡ります。
  • なで洗い…指の腹で頭皮の表面を優しくマッサージするように洗います。その際、力を入れずに撫でるように洗うのがポイント。力を入れるのではなく、小刻みに指を動かして汚れを浮き上がらせるイメージをもつこと。下から上に向かって行うと、頭皮に指が直接触れられます。
  • 揉み出し洗い…頭皮を掴んで揉みほぐすように洗います。その際、頭皮と指を密着させ絶対に擦らないように注意しましょう。地肌を掴んで動かし、毛穴の汚れを絞り出すイメージで洗うのがポイント。
  • すすぎ…仕上げは丁寧なすすぎ。ほとんどの人はすすぎが不十分のようです。すすぎが十分でないと、シャンプーや汚れが頭皮に残ってしまいます。髪のぬめりがなくなったら、もう一度手のひらにお湯をためて再度頭皮を洗うなど、すすぎを念入りに行うよう心掛けましょう。

抜け毛ケアのチェックポイント

ストレス 抜け毛 回復

以前に流行った頭皮ケアの方法。それが、実際には「頭皮に悪いヘアケアの方法だった!」というケースも少なくありません。誰もが知っている育毛方法や、頭皮によいと昔から信じられている頭皮ケアの方法の中には、科学的な根拠に乏しく効果が確認されていないものも多く存在するようです。

このような間違った抜け毛ケアの方法をいくつかご紹介します。

適量を超える育毛剤の使用

育毛剤には製品ごとに正しい使用方法があります。そして、その使用方法を守ってこそ、その育毛剤がもつ効果が最大限に発揮されるのです。つまり、その用法・用量を守ることが大切ということになります。

一般的に、頭皮が吸収できる育毛剤の量には限度があります。よって一度に大量の育毛剤を塗布しても、高い効果が得られることは期待できないのです。製品によっては、大量の育毛剤を塗布することで、副作用のリスクやトラブルを起こす可能性が生じるので、用法・用量を守るように心掛けましょう。

大切なのは育毛剤の量ではなく、頭皮のケアを毎日続けることです。

頭皮をブラシでトントン叩く

CMなどの影響もあってか、頭皮をブラシでトントン叩く頭皮ケアの方法は、巷で有名になりました。頭皮をトントン叩くことで頭皮を刺激することで血行を促進することで、発毛を促すという仕組みです。しかし、このケア方法には大きな間違いがあります。それは頭皮をトントン叩くという行為そのもの。

頭皮組織

頭皮は、表皮、真皮、皮下という3つの組織から構成されています。頭皮をトントン叩くと表皮の角質が剥がれてしまいます。そのような状態になると、それを治癒しようと浸潤液というものが頭皮に分泌されます。浸潤液が分泌されると、頭皮に存在する常在菌が大量発生する恐れがあるのです。常在菌が大量発生してしまうと、フケの原因になってしまったり、頭皮が炎症を起こしてしまったりする可能性も出てくるのです。

次に、真皮には汗腺や皮脂腺などが存在します。トントン叩く影響は、真皮にある汗腺や皮脂腺にも及んでしまいます。頭皮をトントン叩くことによって、皮脂や汗の分泌量に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

頭皮組織毛細血管

皮下の組織付近には髪の毛の毛球があり、毛細血管が張り巡らされています。頭皮の毛細血管は特に細く、ちょっとした刺激で断裂したり収縮したりしてしまいます。そのため、頭皮をトントン叩くと、毛細血管が断裂したり圧迫されたりしてしまい、その上にある毛球まで髪の毛の栄養素を供給できなくなる恐れが生じます。

ブラシや櫛を使って頭皮をトントン叩くケア方法は、頭皮にある表皮、真皮、皮下のすべてに対してマイナスの影響を与えてしまいうものなのです。

髪の毛を太くするための剃髪

髪の毛に限らず、体毛を剃ると次に生えてくる毛が濃くなるという話、聞いたことがありませんか?ところが、剃髪・剃毛と毛が太くなることの間には関係性が認められません。実践したことがある人にとっては残念ですが、髪の毛を剃ることで、次に生えてくる髪の毛が濃くなるということはあり得なかったのです。同様に、丸坊主にするとくせ毛がストレートになるというものもあります。これもまったく根拠がない、単なる噂話ということになります。

髪の毛を剃ることによってカミソリ負けをしてしまい、頭皮がダメージを受けてしまうことも考えられます。そして、髪の毛がなくなってしまうと、紫外線や雑菌からの刺激を直接頭皮に受けてしまいます。こうした刺激が抜け毛を助長することも考えられます。

まとめ

  • 間違ったシャンプー選びと間違ったシャンプーのやり方は、抜け毛に悪影響。
  • 地肌に優しい成分のシャンプーや、洗い方で頭皮を清潔に保つ事は大切。
  • 育毛剤は用法・用量を守り、頭皮をブラシでトントン叩く頭皮ケア、剃髪・剃毛は頭皮を傷つける原因にもなる。

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