育毛剤は効果無し?円形脱毛症に市販薬は効かないの?

[最終更新日]2016/09/16

円形脱毛症になってしまったけど人に見られるのが恥ずかしいから自分で治したいという人もいると思います。
実際に放置してても治ることがあると言われれば、できる限り隠しておきたいと思ってもおかしくはありません。

というわけで今回は市販の薬を利用した治療法に重点を置いて、円形脱毛症に関するお話を進めていきます。

円形脱毛症の原因って?

円形脱毛症を治すためにもまずはその原因を知っておく必要があります。とは言え、円形脱毛症に関する治療法がいくつか確立されつつある今でも原因ははっきりとは分かっていない状態です。

原因が分かってないのに治療できるのが不思議に思われるかもしれません。ですが円形脱毛症の原因として最近有力視されつつある自己免疫疾患が正にこれです。
自己免疫疾患というのは、本来なら体を守るために存在している自己免疫が、体に害のない細胞まで傷つけてしまう疾患のことで、円形脱毛症の場合毛根が攻撃対象になっているというわけです。
円形脱毛症になる理由として納得できると思いますが、実はこの自己免疫疾患になる原因が特定されていないわけです。しかし自己免疫の活動を正常に戻せば円形脱毛症も治るわけで、そのための治療法はすでに確立されていたから、円形脱毛症は治せるようになってきたのです。

円形脱毛症の原因として考えられている要因は他にもあって、ストレスがその代表例になっています。ストレスを感じていると禿げるという話はよく耳にするかと思いますが、実際にストレスがなぜ脱毛症に関わるかご存知ですか。
ストレスを感じると人間は体が緊張状態になり、血管が収縮します。これによって血行が悪くなって髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなるからと言われています。
なのでストレスに限らず運動不足や生活習慣の乱れによって血行が悪い場合でも円形脱毛症になる可能性はあるとされています。円形脱毛症に対して何らかの治療を行っていないのに自然と治った人は、だいたいこちらの原因で発症していると考えられています。

それではこれらの原因を踏まえた上で、市販の薬を利用して円形脱毛症を治療するのは有効かどうか詳しくご説明します。

育毛剤を使っての治療

円形脱毛症に有効な市販の薬は、主に育毛剤になります。円形脱毛症に効果的な薬というのはいくつかありますが、医師の判断の元でないと処方されない薬が多いので、市販ではほとんど手に入りません

では円形脱毛症の患部に育毛剤を使って効果があるのかどうかという話ですが、基本的にはあまり期待できません
まず育毛剤を使って効果が出る可能性がある人は、円形脱毛症の進行がまだあまり進んでいない人のみです。
いわゆる単発型と呼ばれる、頭部に1か所だけ円形の脱毛部分が現れる場合にのみ有効で、全体的に抜け毛が進行していく全頭型の円形脱毛症ではほとんど効果が出ません

それから効果が出ると言っても円形脱毛症の症状の悪化を防ぐだけで、根本的な改善を期待する物でもありません。育毛剤は頭皮と髪の毛の健康状態を良くするための薬ですので、先ほど説明したようなストレスや栄養失調などの生活習慣が原因の円形脱毛症では、やはり進行を遅らせる程度の事しかできません。

育毛剤を使って円形脱毛症を治療したい場合には、まず自分の円形脱毛症が単発型であることと、3ヶ月ほど前極度のストレスを感じた、あるいは生活習慣が乱れたなどの原因に心当たりがある場合に限られます
もしこの条件に当てはまるのであれば、患部に育毛剤を塗って進行を遅らせつつ、ストレスを発散させたり生活習慣を戻したりして症状が治るかチェックしましょう。

先ほどの条件に合わない、もしくは育毛剤を使った治療でも円形脱毛症が治らない場合には、やはり専門のクリニックか病院を利用して治療に励みましょう。

病院での治療

病院での治療はより専門的な物となっていて、これまでにも多くの円形脱毛症の患者さんの治療に取り組んできています。そのため実際に完治した事例も多くあり、確実に治せるという点でも精神的な支えとしてかなり安心できるのが強みとなっています。

自己免疫疾患の治療に必要なスクアレン酸ジブチルエステル(SADBE)などもありますし、ステロイドを利用した治療法もあります。
ステロイドは免疫機能の活動を抑える効果と、皮膚の炎症を抑える効果の2つを兼ね備えているため、多くの患者さんに利用されている治療法です。患部に直接注入する注射タイプから、塗り薬や飲み薬などのタイプもあるので、自分が無理なく行える治療法を選ぶことができます
どちらも多くの患者さんの円形脱毛症を治療してきている実績があります。患者さんの円形脱毛症の進行具合に合わせて治療法を切り替えられるほどに治療の選択肢が多いのも、病院で治療を受けるメリットになります。

円形脱毛症を確実に治したいなら間違いなく病院へ通うべきですが、やはり市販の育毛剤を利用するよりも価格的に少し高くなるのがデメリットの1つです。
また病院へ度々足を運ぶ必要があるので、病院までの距離が遠い人も治療時にストレスを感じてしまうという問題点もあります。

どっちがおすすめ?

市販の育毛剤を使う場合のメリットとデメリット、病院でも治療を受ける場合でのメリットとデメリットをご紹介してきました。
それではどちらの方法で治療するのが良いのかと悩む方も多いかと思います。

先ほど少しお話ししましたが、この2つは微妙に価格に差があります。
円形脱毛症も病気として認定されているので保険の適用の範囲内ですから、病院で治療を受けたとしてもそこまで高い治療費になったりはしません。しかし何度も通うことになるので、市販の育毛剤よりかは総合的に高くなるでしょう。この辺りはご自身の経済的状況を踏まえてどちらを利用するか考えるべきです。

しかしながらどのような状況においてもこれだけはやっておいてほしいアクションがあります。
それは無料カウンセリングです。
病院やクリニックにも依りますが、無料でカウンセリングを行っているところもあるのでそれだけは必ず利用しましょう。と言うのも、仮に頭部に10円禿げができても円形脱毛症とは限らないからです。
AGA(男性型脱毛症)の可能性もあるため、まず初めに自分の抜け毛の症状をはっきりさせておくのは重要です。無料なら誰でも気軽に相談しにいけると思うので、必ずカウンセリングを受けるようにしましょう。

そしてそこで単発型の円形脱毛症の可能性が高いと判断されたら、市販の育毛剤を利用することも視野に入れるようにしましょう。それ以外の脱毛症や重度の円形脱毛症だと言われた場合は素直に病院で治療を受けるようにしましょう。

円形脱毛症と一言で言っても症状の程度や原因によって治療法も大きく変わってきます。原因によっては自然に治ることもありますし、単発型の円形脱毛症ならその可能性も高いです。さらに育毛剤を利用することでその治療期間を短くすることも可能です。
しかしそれ以外の脱毛症や重度の円形脱毛症の場合では、市販の育毛剤ではどうしようもありません。その時には素直に病院で治療を受けましょう。
その時その時の自分の症状に合わせた治療が何よりも重要なので、どの治療法が良いかを専門の医師の方と相談するようにしてください。

まとめ

  • 円形脱毛症に有効な市販薬は育毛剤になるが、効果があるのは症状が進んでいない人に限られる。
  • 病院は専門的な治療が受けられるが、通院・費用等でストレスを感じる事も。
  • どちらにせよ、自己判断に頼らず病院での無料カウンセリングを受け、抜け毛の症状をはっきりさせておく事が重要。

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