ホルモンバランスが原因? ピルで抜け毛が増える理由

[最終更新日]2016/06/23

ピル 抜け毛

女性にとってはとても重要な役割を果たすピル。

しかし、ピルを服用すると抜け毛が増えてしまう可能性があることをご存じですか?

今一度ピルの内包成分とそれによる効果を認識しなおして、使用するようにしましょう。

ピルを飲むと抜け毛が増えるって本当…!?

望まない妊娠を防ぐため、または病気の予防としてピルを服用する女性も多いのではないでしょうか。避妊目的はもちろんですが、月経痛に酷く悩まされている方やPMSと呼ばれる「月経前症候群」に悩まされている方も多くいらっしゃいます。

そんな女性の為にその予防や対策として服用されるのがピルです。

日本ではあまり一般的ではないイメージですが、低用量ピルの登場により服用をする女性が増えてきており、身近なものとなってきています。

ピル 抜け毛

“ピル”といっても種類があるのをご存知でしょうか。高用量ピル中用量ピル低用量ピルと種類があり、含有されるホルモン量に違いがあります。ホルモン量が多い順から高・中・低となっており、低用量ピルは最低限の働きをする量を含有しています。

本来は生理不順などの改善に使用される目的として高用量ピルが処方されていましたが、避妊効果の目的としても使用されるようになりました。しかしその目的のためにはホルモン量が多すぎて強い副作用が出てしまい、敬遠されていました。

そこで、避妊目的の効果はありながらもなるべく副作用が出ない量まで引き下げた低用量ピルが開発されました。しかし、低用量といってもやはりホルモンの調整をするお薬なのでやはり人それぞれに副作用が起こってしまい、その副作用のひとつとして挙げられるのが「抜け毛」なのです。

特に出産経験のある女性で、産後ホルモンバランスの崩れから「抜け毛」が増えるという女性が多いですが、ピルを服用すると抜け毛がさらに増えてしまうという副作用の問題が多くみられます。

また逆にピルを飲むのをやめた場合に、「抜け毛」が増えてしまったという方もいらっしゃいます。病気や妊娠を防ぐものとして重宝されているピルは、その安心を授ける代わりに「抜け毛」という女性にとって大変悩ましい副作用も起こすものであることを知っておくべきでしょう。

ピルによる抜け毛の副作用ってどんな症状?

ピルに含有されているホルモンというものはそもそもなんというホルモンなのでしょうか。

卵胞ホルモン“エストロゲン”黄体ホルモン“プロゲステロン”

これらが主成分となっており、妊娠や排卵のコントロールを行うホルモンたちです。女性ホルモンであるエストロゲンが脳に「妊娠している」と錯覚させて排卵を止めさせて、妊娠を防ぎます。

女性ホルモンが増えることにより体内でホルモンバランスが崩れてしまい、抜け毛を促進させてしまうのです。また、男性ホルモンで“アンドロゲン”というものがあります。アンドロゲンは、発毛や増毛などの働きがあるホルモンですが、ピルにはアンドロゲンの働きを抑える効果もあるので、これらが抜け毛を引き起こす原因と考えられます。

10代、20代の女性でもピルの「抜け毛」により薄毛になってしまう女性が多いので、ホルモンの変化が著しい30代や40代は特にピルの副作用として抜け毛が増えてしまう可能性が高くなってしまうのです。

ピルを飲むのを辞めても抜け毛が起きる?

女性ホルモンである“エストロゲン”ですが、ピルの服用を止めてしまうことにより今まで補給されていたホルモンが、全く補給されなくなってしまうので体内のホルモンバランスが著しく変化してしまいます。これにより、抜け毛を引き起こしてしまうことと、エストロゲンによる女性ホルモン効果で髪の成長があったものも止まってしまうため、抜け毛を起こしてしまうのです。

そして男性ホルモンの“テストステロン”というものがエストロゲンの低下により増えてしまうのですが、この“テストステロン”は抜け毛促進の原因とされているため、さらに抜け毛が増えてしまうのです。

エストロゲンの低下は出産後の状態に似ており、出産後に起きる「分娩脱毛症」と呼ばれるものに近い抜け毛が起きてしまうのです。

偽薬を服用する期間に抜け毛が増える?

ピルは28錠タイプのものだと、28錠のうちの1週間分、7錠は偽薬で休薬しなければいけない期間があります。この7錠にはホルモンは含有されていません。身体を休ませる期間が必要ですが、飲み忘れなどを防ぐ為に偽薬ということで服用します。

ピル 抜け毛

この偽薬期間もエストロゲンが補給されないので、この期間に一気に抜け毛が増えてしまうというパターンも多いのです。

低用量ピルの種類

ホルモン含有量が少ない低用量ピルですが、同じ低用量ピルでも種類があります。

一相性タイプ”と“段階型タイプ”です。これらの違いはエストロゲンとプロゲステロンがどのような割合で含有されているかになります。

“一相性タイプ”はエストロゲンとプロゲステロンの割合が同じもので、“段階型タイプ”は生理周期や体調の変化に合わせて徐々にホルモンの量を調整していくピルになります。

“段階型タイプ”の方が身体に合わせて服用していくので、負担が軽いとされていますがタイミングのずれなどが生じてしまうと、確実な避妊効果を得られなかったり不正出血を引き起こしてしまったりするので医師との相談が必要でしょう。

危険なピルの使い方

ピルを服用しはじめて、思っていたより副作用が酷かったり、抜け毛などに悩まされる方も多くいらっしゃいます。なんとか自分で出来ないかと間違った服用をしてしまう方もいるのですが、自己判断での服用はとても危険です。

たとえば抜け毛がひどいからといって1日置きで服用をしたり、飲み忘れをしたので1日に数錠を服用してみたり‥など。

また、抗うつ剤などとピルの相性はあまり良いものではないので服用しなければいけない場合は必ず医師に相談することをオススメします。

自己判断での勝手な服用はホルモンバランスの調整や変化が起きてしまい、危険な副作用を起こす可能性が高くなります。抜け毛が増えてしまった場合は減らしたりせずに医師に必ず相談しましょう。

抜け毛が気になるこんな人は、ピルの使用を控えたほうがいいかも

もともと生まれつき髪質が細い方髪の量が少ない方はピルの使用による副作用で抜け毛が起きてしまい、深刻な薄毛になってしまうことも。

そして年齢と共に髪の毛の量が少なくなってきた、地肌が見え始めている‥といった悩みを抱えていらっしゃる方は「びまん性脱毛症」の可能性も考えられます。

ピル 抜け毛

既に「びまん性脱毛症」の方はさらに抜け毛が増えてしまったり、症状の治癒を遅らせてしまったりする問題が起きてしまいます。

毎日の生活でのストレス、仕事でのストレスなどで抜け毛が増えてきた方、出産後のホルモン変化によって薄毛や円形脱毛症になってしまった女性はピルの服用により「びまん性脱毛症」へ進行してしまう可能性も。元から髪の毛に悩みを持った女性はピルの使用を控えるか、医師へ要相談となるでしょう。

 ピルのメリットとデメリットをよく理解して、服用すること。

辛い月経痛や、生理中の酷い症状を和らげたり、計画性のある妊娠を望む方には非常に強い味方となるピル。しかし誰でも簡単に服用できるものではありません。

アルコールをよく飲む方普段からタバコを吸われる方は、合併症を引き起こす可能性もあるので注意が必要になります。

そして誰にでも起こりうる可能性が高いのが副作用。むくみや吐き気、抜け毛などの女性にとって大変辛い症状を引き起こす可能性があり時には抜け毛による深刻な薄毛状態になってしまうことも。

ピルの特徴や使い方を理解して、副作用があることも覚悟すること、自分自身と相談しながら服用することをオススメいたします。

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