汗が薄毛を招く!夏を乗り切るヘアケアとは

[最終更新日]2016/06/27

汗薄毛画像

汗が抜け毛や薄毛を引き起こす原因

人間が汗をかくことは、体温を調節するために必要不可欠な生理現象です。特に夏場は頭皮から汗が噴き出て、流れ落ちんばかりになるような人も多く見られます。この汗、実は抜け毛や薄毛の原因になることをご存知でしょうか。

汗をかくことは止められませんが、その後のケアをきちんとしていなければ、頭皮に悪影響を与え、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうのです。その原因について詳しく見ていきます。汗が薄毛を進行させる原因は大きく分けて三つあります。

まず一つ目として「毛穴が塞がれる」ことが挙げられます。汗は毛穴とは異なる「汗孔」という穴から分泌されるのですが、それが毛穴に流れ込むことにより毛穴を塞いでしまいます。そして、汗が大量に出れば出るほど症状は悪化し、埃等と合わさることによってどんどん固くなっていくのです。

そのようにして出口を塞がれた毛穴からは、新しい髪の毛を生えさせることはできません。また、毛根の血行も悪くなり、健康な髪の毛が育たなくなります。その結果、髪の毛が生え変わるサイクルも狂い、薄毛になるのです。

そして二つ目の原因である「細菌が繁殖する」ことについては、前述した「毛穴が塞がれる」ことと連動しています。人間の皮膚は正常な状態であれば弱酸性を保っており、細菌等の増殖を抑えています。

しかし、汗をかくとその酸性が薄まり、弱アルカリ性に変化するため、細菌等が増えやすい環境に変わってしまうのです。細菌が繁殖した頭皮からは抜け毛が多くなり、薄毛が目立つようになります。
三つめは「頭皮が炎症を起こす」ことです。汗が流れ出て毛穴が塞がれた状態でも、次から次へと汗は止まらずに分泌されてくるものです。しかし、そのままの状態が続けば、新しい汗は頭皮の中に溜まっていく一方でしかなく、やがて炎症を起こしてしまいます。炎症が起こった頭皮では髪の毛が育たず、抜け毛も増えるというわけです。

このように、汗によって頭皮が清潔に保たれないと、抜け毛や薄毛を引き起こす大きな要因となるのです。

こんな人は汗による抜け毛や薄毛に要注意

それでは、汗かきの人が抜け毛や薄毛になりやすいかというと、一概にそうとも言えません。大切なのは、汗をかいた後のケアをしっかりとしているかどうか、ということです。確かに汗をあまりかかない人に比べると、汗かきの体質の人の方が抜け毛や薄毛になるリスクは高いです。

大量にかいた汗をそのまま放置すると、先述したように、頭皮が不潔な状態になることで毛穴が詰まったり、炎症を起こしたり、細菌が繁殖したりします。

すると、抜け毛や薄毛が進行するのに最適な環境を作り上げてしまうことになるのです。しかし、汗かきの人でもその状態を放置せずに、毎日ケアをしっかりと行っていればリスクは最小限に抑えられるのです。特に夏場は蒸れてしまい、頭皮に与えるダメージがさらに大きくなるので、十分な対策が必要です。

また、太っている人も要注意です。太っていると汗をかきやすい、というイメージがあります。それは、体の中の脂肪が多いために熱を体外に逃がしにくく、逆に体内に熱がこもってしまうからです。太っている人の体温が高いのも同じ理由です。

つまり、常に汗をかきやすい状態になっているので、それだけ汗により頭皮が脅かされるリスクが高いのです。また、汗と同時に皮脂の分泌される量も多いので、より毛穴が詰まりやすく、薄毛や抜け毛を起こしやすくなります。

そして、40代後半から50代にかけて女性が迎える「更年期」にも、汗による抜け毛や薄毛に注意する要因があります。それは、突然体がカーッと熱くなり、汗が噴き出てくる「ホットフラッシュ」という更年期の女性に多い症状が、抜け毛や薄毛に関係してくるからです。

更年期画像

ホットフラッシュは、運動をしたり、緊張したりすることとは関係なく、突然大量に汗をかいたり、顔が紅潮したりするので、自分でコントロールすることができません。その原因は、自律神経の乱れにあります。

更年期に入ると、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が減少するのですが、そのことにより血管の収縮や拡張をコントロールする自律神経も乱れてしまうのです。

このようなことから、更年期を迎えた女性は、自分の意識とは別によく汗をかいてしまうので抜け毛や薄毛になりやすいと言われているのです。

汗をかいても抜け毛や薄毛を起こさないためには?

汗をかきやすい人が抜け毛になりやすいのではなく、その後のケアや対策を正しい方法で行っていない人が抜け毛や薄毛になりやすいと言われています。では、その正しい方法とは何か探っていきましょう。

まずは、「頭皮を清潔にすること」です。汗をかいたら素早く洗い流すことが大切です。それも適度な洗髪の回数で、自分に合ったシャンプー等を使って行うようにしなければなりません。

汗をそのまま放っておくと水分だけが蒸発し、後には皮脂や塩分だけが残り、頭皮には非常に悪い環境になります。それを防ぐためには、通常であれば1日に1回、しっかりと皮脂等を洗い流すように心がけましょう。

中には、ベタベタするからと1日に何回も、また1度に何回も洗う人もいますが、洗いすぎは髪の毛に必要な脂分まで洗い流してしまい、逆に抜け毛を増やしてしまいます。適度な回数とは、しっかりと洗えているのであれば1日に1回で十分なのです。

また、髪に優しいシャンプーを選ぶことは頭皮を守ることにも繋がります。洗髪のあとの頭皮マッサージも、血行を良くすることで抜け毛や薄毛を起こりにくくするのでおススメです。

このように、毎日のことですから、一つ一つに気を遣うようにしていれば清潔な頭皮が保たれた状態になります。

次に、「育毛剤やサプリメントを使うこと」です。毎日の自分でできるヘアケアだけでは、抜け毛や薄毛を予防する効果が実感できないのであれば、積極的に外部から栄養を取り入れることも必要です。育毛剤の中には、頭皮の炎症を抑えたり、髪の毛にハリや艶を与えたりするものもあるので、自分に合ったものを見つけてヘアケアの仕上げとして使用するとよいでしょう。

頭皮に汗をかかない対策方法

汗をかいた後の対策も必要ですが、そもそも汗をあまりかかないようにすれば、それだけ抜け毛や薄毛のリスクは減ります。汗をかかない方法とは「体全体を冷やすこと」また「体を外部の熱から守ること」です。

体を冷やすのに効果的な部位は首筋と脇の下です。そこには太い血管が集中しているので、濡れて冷やしたタオルやハンカチ等をあてると、効率的に体温を下げることができます。汗は抜け毛や薄毛だけでなく、ベタつきや化粧崩れ等、見た目や不快感にも繋がるので、日中外にいる時間が長いのであれば必要最低限に抑えておく方が賢明です。

首を冷やす
また、強力な紫外線から頭皮を守り、体温が上がり過ぎるのを防ぐためには、麦わら帽子や日傘等を利用するのが良いでしょう。汗をまったくかかないことは、体温調節を妨げることになり健康のためにはよくありません。

しかし、必要以上に汗をかきすぎる体質の人や、汗をかきやすい環境に置かれている人は、汗を適度に抑える対策が必要です。そのことが、抜け毛や薄毛を未然に防ぐことにも繋がるのです。

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