円形脱毛症に塗り薬は効かない?塗り薬のメリットとデメリット

[最終更新日]2016/09/21

円形脱毛症になってしまってどんな治療を行えばいいか分からないという方も多いと思います。
インターネットなどで情報を調べても、治療法がいくつもあってどれがいいのかよく分からないですよね。

そんな方のために今回は円形脱毛症の治療法の1つである塗り薬を利用した治療法をご紹介します。

ここでは塗り薬に重点を置いて紹介しますが、円形脱毛症の治療法は他にもいくつもあります。今回ご紹介する塗り薬での治療で改善しなかったとしても落ち込まず、別の治療法を探すということだけは覚えておいてください。

円形脱毛症の原因

まずは塗り薬での治療を始める前に、円形脱毛症が発症する原因についてご説明します。

円形脱毛症は昔からストレスが原因で発症すると言われていて、実際にストレスも無関係ではないと考えられています。しかしながら今をもってなお原因を特定できていません。ストレス以外にも生活習慣の乱れや自己免疫疾患など、様々な要因から円形脱毛症は発症すると言われています。さらには遺伝的に円形脱毛症の発症のしやすさが受け継がれることもあるので、どれか1つに特定する事はかなり難しいとされています。

円形脱毛症になってこれから治療を進めていこうと考えている人は、円形脱毛症は様々な原因が重なっている可能性があることを良く覚えておいてください。なぜなら原因が違えば治療法も違うからです。塗り薬を使うにしろ、生活習慣を改善するにしても、必ず効果が表れるとは限りません。そこで改善しないとショックを受けるのではなく、別の原因に依るものだと考えを改めて治療法も変えるようにしましょう。

今回は塗り薬に関する情報をお届けしますが、人によっては塗り薬だけでは治らないということを良く覚えておいてください。

円形脱毛症の治療薬「塗り薬」での治療

さて実際に塗り薬で円形脱毛症を治す場合、当然ですがメリットもあればデメリットもあります。

まずメリットですが、他の治療法に比べると副作用の心配がないという点で優れています。患部に直接塗布するとしても、塗り薬の成分が直接血液に混じることはないので、副作用の危険性はまずありません。

それから一言で塗り薬と言っても種類があって、育毛剤も使い方を考えれば塗り薬に分類されます。育毛剤は頭皮と髪の毛の健康を維持するのに打ってつけですので、こちらは円形脱毛症の治療だけでなく予防再発防止にも役立ちます。円形脱毛症用の塗り薬にしろ、市販の育毛剤にしろ値段が安い点もメリットの1つです。それから他の治療法と並行して行いやすい点でも優れています。複数の治療法を行うことで数ある円形脱毛症の原因を満遍なく改善んできるため、並行して行えるというのはかなり強みになります。

続いてデメリットですが、これは塗り薬は人を選ぶと言う点がデメリットです。

塗り薬にも種類があって、その中にSADBEと呼ばれる化学薬品があります。こちらは患部にかぶれを引き起こして自己免疫疾患を治すための薬で、これまでにも多くの円形脱毛症の患者さんの治療に使われて実績も残しています。しかしながら弱いかぶれとは言え皮膚に異常をもたらす薬ですので、皮膚が弱い人は使用できません。

その他にも塗り薬は頭皮の表面にしか塗れないため、体内的に異常を発している場合にはあまり効果がありません。特に円形脱毛症の症状が悪化して禿げの部分が拡大している人には向いていない治療法になっています。

塗り薬での治療はこのようにメリットとデメリットが明確に分かれています。自分に合った治療法かどうかはこの辺りを参考にしてみてください。

塗り薬の種類

さて塗り薬全般でのメリットとデメリットを紹介しましたので、ここでは個々の塗り薬についてより詳しくご紹介します。

1つ目は先ほども少し出ましたSADBEです。こちらは患部にかぶれを引き起こして円形脱毛症を治す治療法です。円形脱毛症の原因の1つである自己免疫疾患に対する治療法として有効で、実際に患者さんの7割ほどの方はこの塗り薬で改善したという情報もあります。ただ皮膚が弱い人は使用できない点だけご注意ください。

2つ目はこれも円形脱毛症の治療では欠かせないステロイドです。ステロイドは皮膚の炎症を抑える他、自己免疫の活動を抑制する効果もあります。こちらも自己免疫疾患に対応していて、なおかつ皮膚に対するケアもできる優れものです。しかしSADBEと違ってこちらは自己免疫の活動を直接阻害してしまいます。体内に侵入した悪い細胞を攻撃してくれる自己免疫が活動を阻害されたら、当然ですが悪い細胞に体を蝕まれます。まだ免疫力の強くない子供の場合には別の病気を発症させる原因になるので、子供には使用しないことになっています。もちろん大人でも何らかの持病を患っている場合は使用できません。

3つ目は育毛剤についてです。こちらは商品の種類も豊富ですが、基本的には頭皮の健康状態を維持するための薬です。円形脱毛症の原因を根本的に改善することができるわけではありません。あくまでも症状の悪化を防ぐための薬として覚えておきましょう。

このように塗り薬もいくつか種類があり、それぞれ効果が違っていますので、どの塗り薬を利用するかは良く調べてから決めましょう。

塗り薬での治療がおすすめな人って?

これまでに塗り薬におけるメリットやデメリットの話と、どんな塗り薬があるのかというお話をしてきました。それでは次にどのような方に塗り薬が効果的かその特徴をご紹介します。

円形脱毛症の症状が軽度

円形脱毛症の症状は有名な10円禿げに留まりません。あの10円禿げが頭部にいくつもできる多発型、生え際に沿ってできる蛇行型、頭部全体を覆うように広がる全頭型と円形脱毛症の症状は悪化することもあります。塗り薬は副作用の心配がない分、治療の効果はそこまで劇的ではありません。そのため塗り薬で治療できるのは単発型、頭部に10円禿げが1か所だけの方と言われています。症状を悪化させないためにも10円禿げを見付けたら早めに治療する事をお勧めします。

皮膚疾患を持っていない

円形脱毛症はアレルギーや皮膚疾患とも関係性があるとされていて、円形脱毛症の6割が何かしらの皮膚疾患を患っているというデータも出ています。そのため円形脱毛症になったけど皮膚疾患を持っていないという人は珍しい方の部類です。SADBEは高い効果を持つ反面、利用できる人が限られているので、皮膚疾患が無い場合には上手く活用していきましょう。

 

この両方に当てはまる場合には塗り薬での治療を行うのをお勧めします。自分の円形脱毛症の症状と体質を考えて、治療法を決めましょう。

困ったときはお医者さんに相談!

これまでに塗り薬を利用した円形脱毛症をご紹介しました。しかし最初にも説明したように、円形脱毛症の原因はいまだに特定できていない状態で、原因と考えられる要素も複数存在します。そのため塗り薬での治療を行っても改善しない場合はよくあります。そういう時に1人で治らない事に対して悩まずに、必ず専門のお医者さんに相談するようにしましょう。円形脱毛症を担当しているクリニックでもいいですし、病院の皮膚科でも構いません。円形脱毛症で困ったことがあればまずは相談しましょう。

円形脱毛症の治療法は塗り薬以外にも多く存在しますので、お医者さんとよく相談して治療法を決めるようにしましょう。それこそが、円形脱毛症を治す何よりの近道です。

まとめ

  • 円形脱毛症は様々な原因が重なっている可能性があり、原因が違えば治療法も異なるため、改善しなかったとしても別の方法を試す等、根気強く治療する。
  • 塗り薬は他の治療法と比べると副作用の心配はないが、症状によっては不向きなケースもある。
  • 塗り薬での治療がおすすめなのは、10円禿が1箇所の人、皮膚疾患の無い人。

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