髪の毛を抜く癖が治らない…これって病気?抜毛症とは?

[最終更新日]2016/08/18

抜毛症とは

様々な種類の薄毛がありますが、中には健康な髪であるにも関わらず、自分で自分の毛を抜いてしまう抜毛症というのがあります。今回は、抜毛症についてみていくことにしましょう。

 

抜毛症(トリコチロマニア)とは?

抜毛症とは、トリコチロマニアとも呼ばれ、自分で自分の毛を抜いてしまう症状のことです。抜毛狂とか、抜毛癖とも呼ばれます。特徴としては、小さい子どもが多いのですが成人になっても癖が抜けない人や成人になって発症する方もいます。1ヶ所の毛をむしり取るイメージです。ですから、切れ毛があちこちにあったり、髪も不規則な形をしています。手の届く範囲が薄くなっているのも特徴です。

毛を抜いてしまう癖を引き起こす原因

抜毛症とは

あくまでも癖の一つなのですが、生えている毛をむしり取る痛みに耐えられるほどのなにか原因を抱えている可能性があります。例えばストレスを抱えている人や、精神疾患幼少期に親との間にトラブルがあったなどが発症原因と言われています。こういった人たちの対策には、薬や生活習慣を見直すのではなく、専門医でのカウンセリングが必要です。

こんな人は要注意!

抜毛症の原因はまだはっきり分かっていない段階です。分かっていることは、いくつかの原因が重なって抜毛症を引き起こしているということです。はっきりとは分かりませんが抜毛症の人は自分の毛を抜くことで自分の心をなだめているのではないかといわれています。不安やイライラ、ネガティブな感情から起こるものであって自傷行為とはまた違う意味合いがあります

最近、抜毛症は20代の男女に患者数が増えているという報告があります。抜毛症はどんな人にでもある日突然起こりうる病気なのです。ただ傾向としては、ストレスを感じていたり、トラウマを持っている、情緒が不安定な時などに起こりやすいといわれています。気分障害やうつ病、虐待など完全に否定はできず、治療前にそうであるかどうか見極めることも必要です。

 

抜毛症(トリコチロマニア)の治療法

抜毛症の場合は、脱毛治療は必要ありません。毛根の奥ではなく浅い部分で切れていることがほとんどですので、癖さえなおればまた髪は生えてきます

抜毛症は精神的なケアがとても重要です。時間をかけてゆっくり病気と向き合うことでストレスを解消することができたり、毛を抜いて自分の心を落ち着かせていることを自覚できるようになると癖は止まり薄毛が改善することがあります。髪を抜いてしまう自分を責めたり、また、その人の周囲も決して責めるようなことはしないでください。責めることでさらに髪を抜く行為に拍車がかかる場合もあります。

治療を行う際には、精神科、心療内科、精神内科などの医療機関がお勧めです。なぜ髪をぬいてしまうのかその原因をカウンセリングによって対処し時間をかけて治療していきます。これらの医療機関では、脅迫神経症と似た治療を行うことが多いです。脅迫神経症とは、自分の意に反して不安な考えが浮かび、抑えようとしても抑えられない考えを打ち消そうとして無意味な行動をくりかえしてしまう症状です。

治療薬としては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使った薬物治療などもあります。また、髪を抜き続けたことにより頭皮に炎症が起こる場合もありますので、そのような場合は、同時に皮膚科を受診する場合もあります。

 

抜毛症にはプロペシアが効かない?

抜毛症とは

プロぺシアとは??

このお薬は、日本の皮膚科学会で薄毛治療に効果的と評価を受けているお薬です。

プロぺシアとはもともとは、前立腺がんや前立腺肥大に使われていたお薬です。

しかし薄毛治療にも効果的とのことで薄毛治療薬としても使用されるようになりました。現在は世界60ヶ国以上で使用されていて日本では2005年より使用されています。

このお薬の特徴としては、成分が男性の薄毛に対して有効なものであったり、胎児への影響があるとも言われていて女性の服用や成人した男性しか服用できないというもの。

プロぺシアというお薬は男性型脱毛症(AGA)の症状にとても効果的だといわれています。

額の両脇から生え際がM字のように後退していったり、頭頂部がだんだん円を描くように薄くなっていくなどの症状を男性型脱毛症(AGA)と呼びます。

これは男性ホルモンの一つであるテストステロンと5αリダクターゼ(酵素)が結びつくとより強力なジヒドロテストステロン(DHT・脱毛物質)という男性ホルモンがつくられるのですが、このDHTが抜け毛を促進したり育毛を阻害したりするといわれています。

プロぺシアにはこの5αリダクターゼ(酵素)の働きを抑制する効果があるといわれています。

副作用としては、性欲の減退、勃起不全、まれに食欲不振や全身の倦怠感、肝機能障害があるとされていますが実際には、深刻な副作用はないとされているようです。

日本では、医師による処方しかできません。インターネットなどを使って個人輸入する方法もありますが本来は含まれていないなんなのかわからない成分が含まれていたり、中には偽造品であることもありますので、必ず医師に処方してもらうようにしてください。

プロぺシアを服用しても効果が表れない症状とは

上記で説明したように、プロぺシアは、男性型脱毛症である(AGA)に効果を発揮します。よってAGAの症状でなければ服用しても効果は期待できません。プロぺシアを服用しても効果がでない人は必ず違うどこかに原因があります。以下の薄毛で悩んでいる方はプロぺシアを服用しても効果がないといえますのでチェックしてみてください。

  • 円形脱毛症
    円形脱毛症とは、原因は解明されていませんがストレスによって一時的に、特定の場所に円の形をした脱毛部位ができます。人によっては、まゆ毛や体毛などにあらわれることもあります。
  • 脂漏性脱毛症
    脂漏性脱毛症とはホルモンのバランス異常により皮脂が過剰に分泌されて皮脂が酸化することで頭皮に刺激を与えたり、皮脂が毛穴を防ぐことで周辺にかゆみや炎症を引き起こし結果的に抜け毛を引き起こす症状のことです。この脂漏性脱毛症はホルモンバランスの崩れが原因と考えられます
  • 抜毛症の人
    上記でも説明したように、抜毛症の場合は、脱毛治療は必要ありません癖さえなおればまた髪は生えてきます。
    抜毛症は精神的なケアがとても重要ですので自分を責めることなく時間をかけてゆっくり病気と向き合いましょう。

 

 

抜毛症は何も特別な病気ではなく、ふとしたきっかけで発症します。ストレスが多い現代でその患者数は増えています。髪が薄くなる不安からさらに自分の髪っを抜いてしまうという方もいます。ですから専門のクリニックをなるべく早く受診するようにしてください。抜毛症の治療はその人の心と向きあうことが多いです。ですから時間もかかります。1人で悩まずに早めに受診して原因を突き止めることができるといいですね。

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*