髪の紫外線対策してますか?紫外線と薄毛の関係

[最終更新日]2016/06/27

紫外線薄毛画像

紫外線で抜け毛が増える理由

春先から夏にかけての突き刺さるような強烈な紫外線から肌を守るために、日焼け止めを塗ったり、帽子を被ったりと、多くの女性が何かしらの対策をとっています。紫外線は肌にダメージを与え、シミやそばかすを増やしてしまいます。

そのため、しきりに顔や肌を守ろうとするのですが、なんと髪の毛に降り注ぐ紫外線の量は顔の3倍にもなると言われています。実は顔や肌以上に髪の毛の方が紫外線を多く浴びるので、よりダメージを受けやすい、という事実があるのです。

肌や頭皮が紫外線で傷つくことを「光老化」といいます。この光老化が、髪の毛や頭皮の老化や劣化を招き、抜け毛や薄毛の原因となるのです。では、具体的にどのようなメカニズムがあって影響しているのかを見ていきます。

まず「髪の毛を作る成分や細胞が傷つく」ことが原因の一つと言われています。紫外線は髪の毛の成分であるタンパク質を破壊します。すると、栄養不足のパサパサした髪の毛になり、健康で新しい毛は生え変わらずに、抜け毛ばかりが目立つ状態になるのです。

また、栄養や酸素をもとに細胞分裂を繰り返す毛母細胞がダメージを受けると、正常な細胞分裂が起きず、新しい毛が育たなくなります。このように頭皮や細胞が傷つき、炎症を起こすまでになると、もうそれは軽いやけど状態であり、健康な髪の毛が生える環境ではなくなっています。

その次に「活性酸素の大量発生」です。強力な紫外線から細胞を守るために、活性酸素を大量に発生させると、頭皮の中にあるコラーゲンも破壊されてしまいます。すると、キューティクル等、美しい髪の毛を作り上げる成分も傷つき、髪が細くなって抜けやすくなります。

活性酸素

活性酸素は体のあらゆる細胞の働きを低下させるので、毛母細胞も例外なく影響を受け、抜け毛や薄毛の原因となるのです。

そして、「ヘアサイクルの乱れ」にも注意しなければなりません。紫外線の影響で増えてしまった活性酸素は、毛乳頭細胞という発毛には欠かせない細胞をも破壊してしまいます。

毛乳頭細胞には頭皮から髪の毛に栄養を送る働きがあるのですが、これが壊れると正常なヘアサイクルを滞らせてしまう危険性があるのです。十分な栄養の供給を受けられなくなった髪の毛はやがてやせ細り、薄毛が目立つようになります。

このように、紫外線は頭皮にダメージを与え、健康な髪の毛を育てるのに必要な細胞を破壊する、浴びすぎると恐ろしい存在なのです。ですから、髪の毛も顔や肌と同様にしっかりとした紫外線対策をしなければなりません。

こんな人は要注意?

それでは、紫外線による頭皮のダメージを受けやすい人とはどのようなタイプなのか、またどのような生活をしているのかを探っていきます。

まずは「しっかりとした紫外線対策を行っていない人」です。一年を通して紫外線の降り注ぐ量が最も多くなる初夏の5月から7月にかけて、紫外線対策をどこまで徹底しているかによって頭皮が受けるダメージが大きく変わってきます。

日焼け止め画像

特に女性であれば、日焼けやその後の肌荒れ等が心配なので、日焼け止めをこまめに塗ったり、帽子や日傘を利用したりする等して、自分なりにできる対策を行っているものです。頭皮についても、同じような対策をしっかり行っていれば紫外線を予防することができます。

しかし、ちょっとした外出だから、今日は曇っているから、などと手を抜いて何も対策をとらずに過ごしていると、知らない間に頭皮へのダメージが蓄積されていきます。それが抜け毛や薄毛となって表面上に表れて初めて気づく、というパターンも多いのですが、それでは手遅れになるのです。紫外線対策を行うなら、早め早めに始めることがとても大切です。

また、今度は紫外線を浴びてしまった後のことですが、「日焼けした肌を放置する人」も要注意です。頭皮が日焼けして炎症を起こしていても、顔や肌に比べると目立たないので見逃しがちになります。そのため、髪はパサパサ、頭皮も乾燥し、知らない間に抜け毛や薄毛になりやすい環境が作られていくのです。

そのことに気が付くのは、髪の分け目等が薄くなってきて、抜け毛が目立ち始めるようになってからです。この段階で頭皮ケアを行っても遅く、元の健康な状態に戻すためには大変な時間と労力、そして育毛剤等に費やすお金が必要になります。

大切なのは、紫外線を浴びた後にいかに素早く対策をとるか、ということです。

そして、「間違ったヘアケアを行っている人」も要注意です。ヘアケアにも色々ありますが、まずはシャンプーの仕方で大きく変わります。汗や皮脂をしっかり流そうと、1日に何度も髪をゴシゴシと洗っている人がいますが、それは逆に日焼けした頭皮を傷つけることになり逆効果です。シャンプーのし過ぎや、自分に合っていないものを選ぶと肌荒れや乾燥の元となり、頭皮にも悪い影響を与えます。また、カラーリングやパーマ等を何度も繰り返して傷んだ頭皮も、より紫外線の刺激を受けやすいので注意が必要です。

紫外線で抜け毛を増やさないための対策

具体的な対策方法について、「紫外線を浴びないようにする対策」と「紫外線を浴びてしまった後の対策」に分けて見ていきます。
まず「紫外線を浴びないようにする対策」として、「外出は紫外線の強い時間帯、場所を避けてする」また「長時間の外出は避ける」ことです。

紫外線が強い時間帯とは午前10時頃から午後2時頃までの間です。お散歩や買い物に出かけるのであれば、日差しの弱まった夕方や朝早くがいいでしょう。また、日陰の無い場所や照り返しの強い場所等に長時間いることも危険です。なるべく余計な紫外線を浴びないように行動パターンを見直せば、頭皮のケアにも繋がります。

そして「UVケアをしっかり行う」ことも必要です。帽子や日傘はUVカットのものを選ぶ、日焼け止めはこまめに塗りなおすと紫外線対策になります。また、同じ部分に集中して紫外線が当たらないように、髪の毛の分け目を定期的に変えることも一つの対策です。

次に「紫外線を浴びてしまった後の対策」ですが、「正しいアフターケアを行う」ことが大切です。トリートメントやコンディショナーを補修力の高いものに変えたり、育毛剤を使用したり、と普段行うことにプラスしたケアが必要です。頭皮の老化を防ぐのも、顔や肌と同じで保湿成分の高いものや炎症を抑える働きのある美容液等でしっかりと栄養を与えてあげましょう。

また体の内側からケアすることも可能です。紫外線によって発生した活性酸素は、抗酸化作用のある食品を積極的に摂取することによって除去することができます。特に、ビタミンB群やポリフェノールが効果的です。

ポリフェノール画像

ビタミンB群は血液循環や新陳代謝を助け、肌の生まれ変わりに一役買っています。また、ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素の毒を中和してくれます。

このように体の外側と内側の両方でケアをするとより効果が高まります。

顔や肌よりも紫外線に脅かされているわりに、これといって特別なケアをされていない頭皮ですが、そのままでは光老化がどんどん進んでいってしまいます。頭皮は非常にデリケートです。できるだけ紫外線を浴びないようにすること、浴びたらその日のうちに徹底したケアを行うことを心掛け、健康な頭皮に若々しい髪の毛が生えてくるよう努めることが大切です。

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