円形脱毛症と食事の関係|予防や治療とのかかわりを解説

円形脱毛症が発症してしまい、いくつかの治療を試したのに中々改善されなくて困っている方はいませんか?

円形脱毛症は今なお原因が特定されていないため、人によって治療法が大きく変わるというのが特徴的な病気です。中には特別な治療をせずに放置していたらいつの間にか治っていたというケースまであるほどです。

今回はそんな円形脱毛症の数ある治療法の中から、食べ物を利用した治療法をご紹介します。
実は円形脱毛症と食べ物には深い関係性があるのです。

円形脱毛症と食べ物の関係

そもそも円形脱毛症というのは頭部に10円玉サイズの禿げができるいわゆる10円禿げの病気名です。
原因は今のところストレス自己免疫疾患が有力視されていますが、完全に特定できているわけではありません。しかし円形脱毛症というのは病気として認定されていて、保険の対象にもなっています。
つまり円形脱毛症は体の健康状態によって良し悪しが決まるわけですから、体の健康を維持する食事は無関係ではないと考えられますよね。

それどころか、先ほどのストレスや自己免疫疾患によって頭皮の健康状態や血行の良し悪しが悪くなっていると考えられているので、それらを改善することができる食事はかなり深い関係があるとまで考えられます。

冒頭で円形脱毛症を放置していたら治ったというケースもあるとお話ししましたが、それと同じように食事の栄養バランスを見直したら治ったというケースも存在しています。

円形脱毛症と食べ物が全くの無関係ではないということが分かってもらえたかと思いますので、では実際にどのように脱毛症に効果があるのかをご紹介します。

食べ物によって円形脱毛症を予防できる理由

円形脱毛症に対して食べ物が与える影響は3つほどあります。

ストレス軽減

まず1つ目は円形脱毛症の原因として考えられているストレスを軽減できる点です。
ビタミンCビタミンE、さらにパントテン酸などはストレスへの抵抗力を高めてくれます。これらの栄養素を食事から摂ることによって、ストレスによる体の健康被害を抑えることができるわけです。また体に必要な栄養素をバランスよく取り入れる事は食に対する満足度も高めることになります。食事によってストレスに対する対策と発散の両方ができるというわけです。

睡眠不足解消

2つ目は睡眠不足解消です。実は食事以外にも睡眠も円形脱毛症に関係があります。睡眠時間をしっかりと取って、上質な睡眠を得ることは円形脱毛症の予防と改善に役立ちます
そして上質な睡眠を得るためにも食事は気を付けるべきなのです。寝る前に飲食すると、寝ている間も胃が消化作業をしていて体が休めていない状態になってしまいます。上質な睡眠を得るためにもいつ食事を取るかという点も重要というわけです。

髪の毛を作る栄養を取る

3つ目は髪の毛を作る栄養を取り入れられる点です。先ほどはストレスの軽減に関係する栄養素の話でしたが、こちらは直接髪の毛に良い栄養を取れるという話です。髪の毛も生きた細胞ですから、頭皮に根付いたままを維持するためにも栄養は不可欠です。
また中には髪の毛に悪影響を及ぼす栄養もあります。添加物の多いコンビニの食べ物やスナック菓子を頻繁に摂るなどの偏った食事をしていると円形脱毛症の危険性が高くなります。髪の毛に悪い栄養素もあることから、食事で摂れる栄養は良く考える必要があるのです。

 

食事によって円形脱毛症を予防できる理由がこちらの3つとなります。基本的に食事で摂れる栄養素が関係しているわけですから、まずは日々の食生活を見直して足りない栄養素が無いかチェックするところから始めましょう。

円形脱毛症を治す食事は存在しない

食事の改善が重要と聞くと「食事で円形脱毛症を治せるのでは」と考える方がいるかもしれませんね。そのような食事、あるいは食べ物があればうれしいのですが、これを食べておけば円形脱毛症は治るといえる食事や食べ物はありません。

これまで説明してきた通り、円形脱毛症の原因は分かっていません。現在のところ、「自己免疫疾患」「遺伝」「アトピー素因」「肉体的・精神的ストレス」などが発症に関わっていると考えられています。ただし、これらがどの程度、どのようにかかわっているかは不明です。

いずれにせよ、円形脱毛症の発症に食事や食べ物が、直接かかわっているとは考えられていません。よって、食事を改善したからといって円形脱毛症が治ることはありません。また、円形脱毛症の発症には受け継いだ体質などがある程度関わっていると考えられています。受け継いだ体質が誘因のひとつと考えられているので、食事で円形脱毛症を治すことは難しいといえます。

食事をおろそかにしてよいわけではない

とはいえ、食事をおろそかにしてよいわけではありません。食事をおろそかにすると髪の毛の成長に必要な栄養が不足してしまうからです。栄養が不足すると、健康な髪の毛を育てられなくなる恐れがあります。

髪の毛が再び生えてくる環境が整ったときに、健康な髪の毛を育てられない状態だと円形脱毛症の回復が遅くなるかもしれません。円形脱毛症にお悩みの方は、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。以下で紹介する食べ物などを中心に、献立を考えてみてはいかがでしょうか。

円形脱毛症に効く食べ物

それではここからは具体的にどんな食べ物が円形脱毛症に効果的かご紹介します。

納豆

まず1つ目は1番お勧め納豆です。納豆は大豆から作られているわけですが、この大豆に含まれているタンパク質髪の毛の主成分として必要な栄養素ですし、イソフラボン抜け毛に効果的であると最近注目されています。
というのもイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと性能的にかなり近しいもので、髪の毛の健康を維持する重要な効果を持っています。男性が年を重ねるごとに薄毛になるのはこの女性ホルモンが不足していくからと考えられているので、大豆が如何に抜け毛に効果的か想像できますよね。
納豆がお勧めなのは市販されている1パックで1日に必要な栄養分を補える点です。納豆が苦手という方は豆腐の味噌汁もお勧めです。こちらは豆腐にも味噌にも大豆が含まれるので、朝食の1品に加えてみてください。

牡蠣

2つ目は牡蠣です。食べる機会があまりないとは思いますが、牡蠣には亜鉛という栄養素が含まれているためかなり重要です。この亜鉛という栄養素は髪の毛の生成を補助する役割を持っているのですが、日常的な食生活で不足しがちな栄養素としても有名なのです。確かに毎日牡蠣を食べるなんて人はそうそういませんよね。

チーズ

3つ目はチーズです。こちらにも亜鉛は含まれていますし、牡蠣よりかは食べる機会が多いと思います。
亜鉛は不足しやすい栄養素ですが、髪の毛の生成には非常に重要な栄養素です。牡蠣もチーズも苦手という方はサプリメントで補うことも視野に入れましょう。

青魚

4つ目は青魚です。青魚には良質なタンパク質が含まれているだけでなく、髪の毛の健康状態を良くするビタミンB群も多く含まれています。どちらも髪の毛に良い栄養なので、タンパク質とビタミンB群が1度に摂れる青魚は円形脱毛症に効果的な食べ物といえます。

緑茶

5つ目は緑茶です。食べ物ではなく飲み物ですが、こちらも円形脱毛症の予防に有効です。
緑茶に含まれているテアニンにはリラックス効果があるとされていますので、ストレスの軽減に役立つわけです。さらに安眠効果も期待できるので、睡眠の質を上げるのにも役立ちます。ストレスと睡眠不足に悩んでいる方はぜひ緑茶を利用しましょう。

 

他にも円形脱毛症に効く食べ物はあります。しかし1番に気を付けるべきは亜鉛だと思います。これは一般の方でも不足しやすいと言われる栄養素ですので、円形脱毛症に限らず食生活を見直す時は亜鉛に注目してみてください。

円形脱毛症が気になるときに摂りたい栄養

毎日、紹介した食べ物を食べることが辛い方もいるはずです。お困りの方に向けて、髪の毛の成長に必要な栄養も紹介します。以下の栄養を含む食品を献立に加えれば、髪の毛の成長をサポートできるはずです。

タンパク質

髪の毛は、主にケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。ケラチンは、18種類のアミノ酸から構成されます。ケラチンの構成に必要なアミノ酸は、タンパク質から補えます。よって、タンパク質は、円形脱毛症にお悩みの方が積極的に摂りたい栄養といえます。

タンパク質は、納豆・青魚のほか、肉類、卵、大豆食品などに多く含まれています。基本的には、不足しづらい栄養といえますが、ダイエットに取り組んでいる方などでは不足することがあります。心当たりのある方は注意しましょう。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準2015年版」で、タンパク質の推奨量は「18歳以上の男性・1日当たり60g」「18歳以上の女性・1日当たり50g」となっています。この量を目安に食事をとると良いでしょう。

亜鉛

亜鉛は、体内でタンパク質を合成するときに欠かせないミネラルです。具体的には、タンパク質の合成に関わる酵素を構成します。髪の毛は、主にタンパク質・ケラチンから作られるので、亜鉛も健康な髪の毛に欠かせない栄養といえるでしょう。

亜鉛は、牡蠣・チーズのほか、牛肉、ナッツ類、ピュアココアなどに多く含まれています。栄養バランスが乱れると不足することがあるので、食生活が乱れている方は注意しましょう。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準2015年版」で、亜鉛の推奨量は「18歳以上の男性・1日当たり10mg(70歳以上は9㎎)」「18歳以上の女性・1日当たり8mg(70歳以上の女性7㎎)」、耐容上限量は「18~29歳男性と70歳以上男性・1日当たり40㎎/30歳~69歳男性・1日当たり45㎎」「18歳以上の女性・1日当たり35㎎」となっています。

ビタミンB群

ビタミンB群は、髪の毛の成長をサポートすると考えられています。ビタミンB2には細胞の新陳代謝を助ける働き、ビタミンB6にはタンパク質の合成などを助ける働きを期待できます。これらも髪の毛の成長に欠かせない栄養といえます。

ビタミンB2はレバー、焼きのり、アーモンドなどに、ビタミンB6はにんにく、ピスタチオ、ミナミマグロなどに多く含まれています。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準2015年版」で、ビタミンB2の推奨量は「18歳~49歳の男性・1日当たり1.6mg/50歳~69歳の男性・1日当たり1.5㎎/70歳以上の男性・1日当たり1.3㎎」「18歳~49歳の女性・1日当たり1.2mg/50歳以上の女性・1日当たり1.1㎎」、ビタミンB6の推奨量は「18歳以上の男性・1日当たり1.4㎎」「18歳以上の女性・1日当たり1.2㎎」となっています。

注意点

円形脱毛症に効く食べ物を5つほど紹介しました。しかしながら食べ物による円形脱毛症の治療にはいくつか注意点があります。

あくまでも補助的な役割である

前述の通り、円形脱毛症はストレスや自己免疫疾患などいくつもの原因が重なって発症している可能性が高い病気です。
特に食事による治療では自己免疫疾患には効果がありませんので、食事だけでは治らないケースもあることを覚えておいてください。

嫌いな物を食べてまで治そうとしない事

円形脱毛症の治療で特に気を付けるべき点はストレスです。円形脱毛症を治す為の治療で無理をしてストレスを感じてしまっては意味がありません。
髪の毛に良いからと言って嫌いな物を無理に食べるのはダメです。ストレスを感じないレベルでの対策で治療しましょう。

髪の毛に良い食べ物ばかり食べない

髪の毛の健康にはタンパク質、亜鉛、ビタミンB群が重要とお話しましたが、こればかりに気を取られても意味がありません。
最初に話したように円形脱毛症は病気だから体の健康状態で症状が変化する可能性が高いという話をしました。当然ですが体の健康を維持するためには上記に挙げた3つの栄養素だけでは足りませんバランスよく食事をするのが何よりも大事ということを覚えておいてください。

心配なら医師に相談

一人で悩んでいると更に症状が悪化してしまうこともあるかと思います。
そうなる前にクリニックや皮膚科の医師に相談してみましょう。

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円形脱毛症を治すために食生活を見直すことは大事です。しかしそればかりに力を入れても治らないケースもあるので、円形脱毛症を治す為の対策の1つとして認識しておきましょう。

まとめ

  • 円形脱毛症は体の健康状態によって良し悪しが決まり、体の健康を維持する食事は無関係ではないと言える。
  • 食生活を見直して足りない栄養素が無いかチェックするところから始める。
  • おすすめとして挙げた食べ物以外にも特に亜鉛の摂取が重要。

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