AGA治療を皮膚科で受ける時の注意点と病院選びのポイント

薄毛が気になって仕方がない、今すぐ病院で治療を受けたい、でもどこへ行けば良いのか分からないという流れを体験した人もいるかと思います。

今回はそんな方のために病院でのAGA治療に関する情報をお届けします。そもそも病院でAGAの治療はできるのかと疑問を持っている方もぜひ見てください。

AGAはどこで治療してもらえるの?

AGA、男性型脱毛症は30代後半の男性に多く見られる薄毛の症状で、多くの方はどう治療すべきか悩んでいる事でしょう。

いざ治療をしてみようと思っても、病院でのAGA治療は果たしてどの科でできるのかと言う疑問がまず最初にあると思います。答えはずばり皮膚科です。しかし皮膚科と簡単に言っても、病院には皮膚科と美容皮膚科があるのをご存知ですか?

AGAの治療は皮膚科、美容皮膚科のどちらでも可能です。それぞれ治療方法や診断の仕方に違いがありますので、ここでしっかりその違いを覚えておきましょう。

《皮膚科》と《美容皮膚科》の違い

皮膚科と美容皮膚科でのAGA治療はそれぞれ異なります。しかしその説明をする前に、そもそも皮膚科と美容皮膚科は何が違うのかという話をいたします。

まず皮膚科では基本的にニキビや湿疹、火傷などの皮膚に関する病気の治療を行ったり、イボやほくろなどの皮膚疾患の治療を行います。皮膚に異常があったら、まずは皮膚科へ行きますよね。

では美容皮膚科では何ができるのかというと、こちらでは薄毛治療がより専門的に可能です。もちろん美容皮膚科ですので全身の肌をより良い状態に出来るので、頭皮も同じようにより発毛や育毛が進めやすい状態にしてくれるのです。

皮膚科が皮膚に生じた病気やけがを治す科であり、美容皮膚科は皮膚の状態をより良い状態にする科という違いがあるのです。皮膚科はマイナスを0にして、美容皮膚科は0を+にするという違いです。

基本的に皮膚科での治療は保険が適用されますが、美容皮膚科は完全に美容としての治療になるので、保険が適用されません。治療費にも違いがあるのですが、薄毛治療として皮膚科を受けに行った場合は保険が適用されないので注意しましょう。

それではここからは具体的にそれぞれの薄毛治療の説明をしていきます。

まず皮膚科での薄毛治療ですが、こちらは先ほど説明したように美容皮膚科と違って薄毛に特化しているわけではありません。なので皮膚科での治療は基本的にプロペシアという内服薬での治療になります。プロペシアは昔からAGA治療で使われている薬で、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害する効果を持っています。副作用があるのでまず1ヶ月服用して、副作用が起こらなければそのまま継続して服用する事になります。

美容皮膚科も基本的にはプロペシアの内服薬から治療を始めていきます。さらに内服薬以外の治療法もあって、HARG治療なども美容皮膚科で受けられます。HARG治療は成長因子などを頭皮に直接注入する治療法です。このように美容皮膚科では皮膚科よりもさらに専門的で効果の高い治療法を受けられるのが最大の特徴となっています。

薄毛治療においても、皮膚科はAGAの原因を治すだけであり、美容皮膚科はその後の状態も良くするという違いがあるのです。

皮膚科と美容皮膚科で受けられる治療の違い

皮膚科と美容皮膚科(AGA専門クリニックなど)には以上の違いなどがあります。それぞれの診療科で受けられる治療の違いを改めて整理します。

皮膚科で受けられる治療

日本皮膚科学会が「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」を発表していることからわかる通り、皮膚科はAGAの治療を受けられる診療科です。

同ガイドラインは、科学的根拠の乏しい民間療法などが横行する状況を受けて、科学的根拠に基づいた標準治療法を提示することで男性型脱毛症の診療水準を向上するため発表されました。同ガイドラインには、エビデンスのレベルに基づきAGA治療の推奨度が記載されています。

AGA治療を行っている皮膚科では、基本的に「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」に基づく治療が受けられます。具体的には、推奨度の高い内服薬・外用薬を用いた治療を受けられます。

同ガイドラインで推奨度A(行うよう強く勧められる)に分類されている治療法が、フィナステリドの内服、デュタステリドの内服、ミノキシジルの外用です。以上のほか、自毛植毛も行うよう勧める(推奨度B)と評価されています。

フィナステリドはプロペシアの有効成分、デュタステリドはザガーロの有効成分、ミノキシジルはリアップの有効成分です。フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼを阻害することでDHTの生成を抑制、デュタステリドはⅡ型5αリダクターゼとⅠ型5αリダクターゼを阻害することでDHTの生成を抑制、ミノキシジルはヘアサイクルの成長期を延伸することなどで発毛を促進します。これらで効果を実感できない場合などで、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の髪の毛を薄毛部分に移植する自毛植毛が勧められます。

AGA治療を行っている皮膚科では以上の治療などを受けられます。

美容皮膚科で受けられる治療

美容皮膚科も「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」に基づくAGA治療を行っています。フィナステリドやデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用などによりAGAを治療できます。

皮膚科との違いは、これらに加え先進的な治療を受けられる点です。具体的には、海外で降圧薬として使用されているミノキシジルタブレット(内服薬)や成長因子を導入する治療などを受けられます。皮膚科では受けづらいプラスαの治療を受けられてる点が魅力です。

ただし、これらの先進的な治療はリスクを伴うことがあります。

例えば、成長因子を導入する治療などは安全性と有効性が十分に検討されていません。日本皮膚科学会は、今後期待される治療法ではあるものの、現時点では広く行える治療とは言えないので「行わないほうが良い(推奨度C2)」と評価しています。

発毛効果が高いとされるミノキシジルタブレットは日本で承認されていません。危険性が十分検証されていないため、日本皮膚科学会はガイドラインで「行うべきではない治療(推奨度D)」と評価しています。

「攻めの治療」を受けられる点は魅力ですが、治療にリスクを伴うことがある点などには注意が必要です。先進的な治療は、メリットとデメリットをよく理解してから受けるべきといえるでしょう。

AGA治療、病院選びで押えておくべきポイント

AGA治療を考えてこれから病院で診察と治療を受けようと考えている人もいるかと思います。しかしAGA治療と言うのは実はどの病院でもしっかりと治療を受けられるわけではありません。病院によって、医師によって、満足いく治療を受けられるかどうかというのが大きく変わってくるのです。

ではどんな病院なら安心して治療を受けられるのか。AGA治療を受ける病院を選ぶ時に抑えておくべきポイントがいくつかあります。

まず1つ目はカウンセリングの質です。薄毛の治療に慣れている医師の方なら、患者さんの気持ちをちゃんと汲んでくれます。薄毛は非常にデリケートな症状で、患者さんに余計なストレスを与えないようにすべきであると分かっているからです。コミュニケーションがしっかりと取れる医師の方とのカウンセリングを受けると、安心できますよね。病院によってはカウンセリング無料という所もありますので、そういった場所で1度相談してみましょう。その時にちゃんとこちらの話を聞いてくれるかどうかと言う点に注意しましょう。

そして2つ目は治療の実績が多くある事です。薄毛の治療は数多く行っている方が安心できます。というのも薄毛やAGAの治療と言うのは未だに誰にでも通用する万能の治療法がないのです。これは薄毛の原因が人によって異なる、薄毛の原因が多く存在する事に依ります。そのため治療実績が多い方が、色んなタイプの薄毛がある事を分かっていて、なおかつそれぞれに対する効果的な治療法も分かっているのです。確実にAGAを治したいと考えているのなら、治療実績が多い病院を選びましょう病院の公式サイトで症例がいくつも載っているところがお勧めです。

3つ目は、専門医が在籍していることです。AGA治療を行っている医療機関の中には、専門医以外が診療を行っているところがあります。専門医でなくても診療は行えますが、専門医に比べ知識や経験は劣ります。脱毛症には様々な種類があるので、信頼性の高い治療を受けたい方は皮膚科を専門とする医師が在籍する医療機関を選びましょう。

4つ目は薄毛の治療メニューが多くある病院です。AGAの治療法としては内服薬、植毛、HARG治療など非常に多く存在します。特にHARG治療は専門の設備と、専用の薬が必要になるため、これを用意している病院はAGA治療に力を入れている事が分かりますので、1つの指標として覚えておきましょう。

そして5つ目は通院しやすい距離の病院です。AGAをちゃんと治したいから、少し遠くの病院でも構わないと言う方はもちろんそれで問題ありません。しかしあまりAGAの治療で時間をかけたくない、仕事が忙しくて最寄りの病院以外は中々行けないという場合は通院しやすい距離にある病院にしておきましょう。通院に対してストレスを感じるとAGAが悪化する事もありますし、円形脱毛症も発症する事になります。

この5つのポイントを抑えつつ、AGAの治療を受ける病院を探してみましょう。

本気で治療したいなら美容皮膚科(クリニック)がおすすめ

さて病院でのAGA治療は皮膚科と、美容皮膚科で受けられるという話をしてきましたが、やはり本気でAGAを治療したいと言う方は美容皮膚科がお勧めです。

AGAや薄毛の治療と言うのは今なお確立されているわけではなく、人によって効果的な治療法が変わってくるので、より専門的な知識と実績が何よりも大事になってくるのです。

皮膚科では基本的なAGA治療しかできないので、それで改善しなかった時に別の治療法を提案してくれないのです。しかし美容皮膚科であれば、薄毛治療法をいくつも知っているので、改善しなかった時にもすぐに対応してくれます。

本気でAGA治療をしたい方は皮膚科よりも美容皮膚科で治療を受けるようにしましょう。AGAは治療が難しい症状ですが、治せないという事ではないので、根気よく治療を続けて若かった時のようなフサフサの髪の毛を取り戻してみてください。

まとめ

  • AGAの治療は皮膚科、美容皮膚科のどちらでも可能。
  • 皮膚科はAGAの原因を治すだけであり、美容皮膚科はその後の状態も良くするという違いがある。
  • 本気でAGA治療をしたい方は皮膚科よりも美容皮膚科で治療を受けるようにしましょう。

 

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