AGAは病気?本当のところを解説|病院を受診するべき理由も説明

AGA、男性型脱毛症と言うのは多くの男性に訪れる薄毛の症状です。病院でも治療を行ってくれるわけですが、果たしてAGAと言うのは病気なのでしょうか。

今回はAGAが病気なのか違うのか、その理由まで詳しくご説明いたします。

AGAは病気か否か

まずAGAがそもそもどのようにして起こるか、そのメカニズムをご存知ですか。

人間の体の中には男性ホルモンと女性ホルモンが存在し、髪の毛の健康や成長という部分では女性ホルモンがその役割をになっています。さらにこの女性ホルモンは5αリダクターゼという酵素の働きを阻害してくれています。なぜこの酵素の邪魔をするのかというと、これはテストステロンという男性ホルモンに働きかけて、DHT(ジヒドロテストステロン)を生成するのです。そしてこのDHTというのは毛母細胞に攻撃を仕掛ける悪いホルモンであり、攻撃された毛母細胞は髪の毛の生成や成長を邪魔されるため、薄毛や脱毛と言った症状が出てきてしまうのです。これがAGAのメカニズムです。基本的に薄毛が女性よりも男性に多いのは、男性の方がこの酵素を邪魔している女性ホルモンが減少しやすいためです。

DHTが毛母細胞を攻撃する点をピックアップすれば、体の細胞がダメージを負っているので、AGAというのは病気やけがに分類されるのではと思ってしまいますよね。

しかしながらAGAは病気というカテゴライズに含まれていませんこれは厚生労働省が定める保険の適用外という点でも証明されています。病気やケガであれば、保険が適用されているはずですから。

 

AGAの仕組みについて詳しく知りたい方はこちら。

ヘアサイクルからAGA(男性型脱毛症)の仕組みを解剖!(関連記事)

 

AGAは病気ではない!その理由とは

厚生労働省からもAGAは保険の適用外であるとされているわけですが、それではなぜAGAは病気やケガではないとしているのでしょうか。

まず1つ目の理由として加齢による自然な生理現象として捉えているからです。男性の場合は年齢と共に徐々に薄毛の症状は表れてきて、ほとんどの男性が前頭部や頭頂部に薄毛の症状が出てきます。老人性脱毛症とも言われていて、1種の老化現象として捉えられています。AGAも加齢と共に進むので、老化現象の1つとして考えられているから、病気ではないという判断がされているのです。

2つ目の理由は遺伝が関係しているからです。AGAは遺伝で受け継がれるのですが、これはAGAその物が受け継がれるのではなく、AGAになりやすい体質が受け継がれるのです。この遺伝が優性遺伝なので、父親や母方の祖父がAGAだった場合、AGAになりやすい体質はしっかりと受け継がれてしまうのです。体質でAGAになるかどうかが決まるため、そしてAGA自体は命を脅かすよな症状ではないために病気ではないと、そういう体質であると考えられているのです。

3つ目の理由はAGAが生活習慣と関係しているからです。基本的に30代後半から40代にかけて発症すると言われていたAGAですが、最近では10代20代での発症も珍しくなくなっています。これは食生活や睡眠時間などの生活習慣の乱れ、ストレスなどが関係していると言われています。しかし症状としては単純に髪の毛が抜けるという事だけですので、やはり病気ではないと判断されるのです。

体の毛が他の人より多い、濃いという場合、それを病気という人はいませんよね。AGAもそれと同じように捉えられているのです。

こんな人は病気による薄毛かも?

AGA自体はどう頑張っても病気ではないと判断されていますので、保険は適用外です。AGA治療を行う際には少し値が張るという事を覚えておく必要があります。

しかし薄毛の原因と言うのは非常に多く存在していて、実はAGA以外の原因による薄毛の症状は病気としていくつか認定されています

まず1つ目は円形脱毛症です。薄毛の症状としてAGAと同じくらいに知られている症状ですが、こちらは実は病気として扱われるため、保険も適用されます。というのも円形脱毛症による薄毛のメカニズムというのは自己免疫疾患が原因だとされているからです。これは自己免疫であるリンパ球が異常なまでに活動して、害のない細胞である毛母細胞にまで攻撃してしまう事で起こる脱毛症です。自己免疫機能に異常が発生している可能性があるため、この状態でウィルスや悪い細菌が体内に侵入したら、それに対して正しく排除する働きをしてくれなくて、命の危機に晒される可能性があるのです。なので円形脱毛症は病気として診断されるのです。AGAと円形脱毛症は比較的見極めやすいですが頭頂部付近で薄毛の症状が出た時はどちらか見分けが付きにくいです。それ以外の頭皮で10円禿げができた時はほぼ円形脱毛症ですので、しっかりと病院で治療を受けましょう。

もう1つ有名なのが、薬の副作用による薄毛です。抗がん剤を服用し始めてから抜け毛が増えたという話は、結構有名ですよね。これは抗がん剤ががん細胞の細胞分裂を止める役割を持っているため、毛母細胞も新しい髪の毛を作るための細胞分裂を行えなくなる事に由来します。こちらは抗がん剤の服用を止めればまた発毛し始める症状です。がんの治療に専念しましょう。

それから甲状線機能低下症による薄毛も病気と認定されています。甲状腺ホルモンが毛母細胞を活発化させる役割も持っているため、このホルモンが減少すると薄毛や抜け毛の原因となるのです。

このように薄毛や抜け毛の原因はいくつもあり、中には病気として認定されている原因もあります。自分の薄毛がAGAなのか、それとも別の病気なのかはっきりさせるためにも、専門のクリニックや病院での検査や診察を受ける事をお勧めします

心配な方はクリニックへ相談しにいこう

AGAが進行してきて頭皮がかなり目立つようになってきた、今後薄毛が進行してみっともない髪形になるのは避けたいなどなど、AGAに対する悩みは人それぞれだとは思いますが、共通した早く確実に治したいという思いがあると思います。

そのためには市販の育毛剤を使ったり、生活習慣を直したりと自分で対策を立てる事も重要ですが、それ以上に専門のクリニックへ行く事をお勧めします。

薄毛の原因は先ほど話したように非常に多く存在していて、当然それらの原因に対して有効的な治療法と言うのは変わってくるのです。だから素人判断でAGAの治療を行うのは、もしかしたら全く効果のない治療法をしている可能性がもあるため非常に危険です。それで効果が出なかったからもう止めたとなってしまってはいつまで経っても薄毛から卒業できません。自分の薄毛がAGAなのかどうが、はたまた違う病気によるものなのかをチェックするためにもクリニックへ行く事は非常に重要なのです。

またクリニックで行える治療法はどれも非常に効果が高いです。一般的なプロペシアなどの内服薬での治療も効果が高いですし、自分の別の場所の毛を脱毛部分に植毛する自毛植毛もAGA診療ガイドラインで推奨されるほど安全で効果的な治療法となっています。また最近注目されてきているHARG治療もクリニックで受ける事ができます。こちらは髪の毛の成長に必要な栄養を直接頭皮から注入するという治療法で、何回かの注入のみで継続的に何かしなければならないという事もないため、非常に手間がかからない点でも注目されています。

しかし自毛植毛もHARG治療も非常に高いので、自身の経済面と相談しつつ、自分の薄毛に合った治療法を探していきましょう。それを早く確実に見つけるためにも、ぜひクリニックで専門の医師の方に相談してみてください。

まとめ

  • AGAは病気というカテゴライズに含まれていません。これは厚生労働省が定める保険の適用外という点でも証明されています。
  • 加齢による自然な生理現象、遺伝が関係している、生活習慣と関係している、等の理由から病気ではないと判断されている。
  • 円形脱毛症、薬の副作用による薄毛、甲状線機能低下症による薄毛は病気として認定されている。

 

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