AGAの治療薬は投薬や施術、他にも市販か病院からの処方など多岐に渡ります。
しかし、効果が高いものを選べば良いというわけでもないことをご存じですか?
自分のAGAの進行状況を鑑みて最適を選ぶのが改善への早道なんです。
AGA治療の種類
男性型脱毛症、AGAの治療方法はセルフケアから始まり、専門のクリニックで手術を受けるなど色々な方法があります。一番大切な点は、自分の頭皮や薄毛の状態によって適切な方法を選択すること。
AGAにはその進行状態によっていくつかのステージに分けることができます。
まずⅠ型と呼ばれるAGAの初期段階。自覚症状がない方が多く、まったくケアをしない人がほとんど。この段階では育毛剤や育毛シャンプーなどを使用して、AGAの治療を行うことが可能です。
そしてⅡ型はAGAが徐々に進行している段階。抜け毛が増えはじめ、もしかしたらAGAかもしれないと不安を抱く時期。この段階では育毛剤を使っても効果がそれほどない状態です。医療機関で治療を受けると、ミノキシジルやフィナステリドなどの外用薬を使ってAGAの治療を行います。
さらに薄毛が進行するⅢ型になると、外用薬も効果にバラツキが出てしまう状況。医療機関でAGAの診断がされている場合にはハーグ療法なども選択の一つになります。ハーグ療法は成長因子を頭皮にダイレクトに注入し、発毛を促す方法。ミノキシジルやフィナステリドなどの薬剤よりも効果があり、発毛を実感するまでに3か月から半年と大変早いこともメリットの一つです。
さらにAGAが進行しているⅤ型、Ⅵ型、Ⅶ型になると毛髪が全くなくつるつるの部分がある状態。このような状態では外用薬を使用した治療や、ハーグ療法では満足できる効果がなかなか実感できないといわれています。毛髪がない部位がある場合は植毛やかつらを使用するAGAの治療が行われます。
このようにAGAの治療として投薬の効果が期待できるのはⅢ型までといわれていますが、薄毛は早期発見してすぐに対処すれば発毛までに時間も短く、満足できる頭皮ケアが可能ですよ。
AGA治療の効果
AGAの治療ではそれぞれの方法によって期待できる効果が違います。薄毛で悩む方はたくさんいますが、だれにも相談できずに一人で悩みを抱えている方も多いですよね。
AGAの治療方法として初期段階で期待できるのが市販の育毛剤やシャンプー。頭皮を毎日マッサージすることで、徐々に発毛効果がありますが、最低でも半年以上は使用を継続しないといけません。産毛が生える、髪が太くなるなどの効果があります。
またAGAの治療として人気があるプロペシアの服用。これは薬を飲むことで毛母細胞を活性化する効果があります。効果は5年間プロペシアを服用した方の9割が効果を実感しています。しかしプロペシアの場合は服用を中止すると、再び抜け毛が始まるデメリットもありますのでご注意くださいね。
また育毛アイテムの効果をさらに引き出すために、同時進行で生活改善なども行う必要があることを覚えておきましょう。
また最新のAGA治療として注目されているハーグ療法という治療法もあります。この治療方法は医療機関のみで受けることが可能です。成長因子を頭皮に注入して発毛機能を活発にする施術です。
この治療は6回程度の施術を行うことで、発毛、抜け毛予防、育毛効果がなどがあります。治療期間は3か月から半年程度。効果を実感する速さは人それぞれですが、一度発毛するとそのまま維持できるメリットもありますので、確実な薄毛治療としては大変効果が高いですね。
このようにAGAは治療方法も色々ありますが、自分の薄毛の進行具合や頭皮環境によっても最適な治療方法は異なります。一番ベストな治療方法を続けることが効果的な薄毛治療なのです。
なにから始めていいのかわからない場合は、適切なアドバイスをしてもらえる医療機関で相談をしてみましょう。ほとんどの医療機関ではカウンセリングや問診などは初回無料で行っています。いくつかの医療機関を比較して自分に合った治療方法を見つけましょう。
AGA治療の効果が出ない人の特徴
AGAの治療を始めてもいつまでたっても効果がでない方も決して少なくはありません。完全に発毛するという魅力的な方法がないといわれるほど、薄毛の治療は大変複雑で効果もばらばら。
しかし近年では薬剤を使用したAGAの治療の効果もかなりアップしていますので、悩み改善のためには本格的な治療方法も検討されるとよいでしょう。
ではなぜ効果に違いが出るのか、AGAの治療をしても効果がない人の特徴についてチェックしてみましょう。薄毛の原因は男性ホルモンの分泌によるものがほとんどです。ホルモンのバランスを改善するためにAGAの治療では様々な薬剤が使用されています。
例えば人気のある治療薬の一つフィナステリドですが、この薬は発毛や育毛を阻害する脱毛ホルモンを抑制する働きがあります。発毛効果はあまり期待できませんが、脱毛予防にはメリットとなります。
また薄毛はAGAだけが原因でない為、適切な治療をしないと効果がでない場合も多いのです。薄毛は遺伝するといわれていますが、この場合はプロペシアが効果的。しかし薄毛になる原因が不明の場合はプロペシアを使用してしも発毛効果はあまり期待できません。
さらに加齢も薄毛になる原因となり、若い人とは異なる治療方法が必要になります。薄毛は原因を解明することが最初のステップ。効果があると話題になるAGAの治療方法も、違う原因がある場合は効果はあまり期待できません。
また生活習慣や食生活も頭皮環境を整える為に重要なポイント。いくら効果のある薬剤を使用しても、自分で注意したい点を守らないと十分な効果は期待できません。年代によって髪に与えるダメージも異なります。
20代の人はドライヤーやヘアケア商品を使用する頻度も高い為、このような外的な要因を排除することも薄毛ケアに欠かせませんね。
AGA治療と並行して行うべき対策方法
AGAの治療中には、できるだけ効果を引き出す為に毎日の生活の中で気を付けたい点がいくつかあります。自分でできる対策の一つがまずは頭皮マサージ。はげていない人にとっても頭皮環境を活発にして血行の巡りを潤滑にするために大切です。
毎日使うムースやジェル、ヘアドライヤーは頭皮が乾燥する原因。乾燥すると頭皮が硬くなり、せっかくの有効成分の浸透性が低下してしまいます。
また体のなかからケアをするためにも食生活での工夫が必要ですね。特にはげの原因となる男性ホルモンを抑制するには、女性ホルモンを活発にする大豆食品がおすすめ。納豆や豆腐、豆乳などを積極的に食事に取り入れましょう。
近年食生活が欧米化していることもあり、肉類を多く食べる方が増えています。動物性脂肪は頭皮環境のバランスを悪くする原因。皮脂が過剰に分泌するなどAGAの治療中にはなるべく食べ過ぎは注意したいですね。
動物性たんぱく質は発毛に欠かせない栄養素。肉類を食べるときは脂肪が少ない赤みの肉、もしくは鶏ささみ肉などがおすすめ。
またAGAの治療中はホルモンの分泌を安定させるために質のよい睡眠をとることが大切です。特に深夜はホルモンが活発になりますので、早寝早起きの規則正しい生活リズムが大切なポイント。
はげが進行しやすい中高年の方は、飲酒や喫煙にも注意しましょう。過剰なアルコール摂取は血行の循環を悪くする要因。またタバコのニコチンも同様に頭皮環境にダメージを与える原因です。
本格的な薄毛治療をするには、医療機関でのAGA治療が大変効果的ですが、発毛しやすい頭皮環境に整ってきたら、あとは自分の努力次第で効果をさらに引き出すことが可能なのです。
毎日コツコツ努力を重ね、健康な体作りが発毛にも大変メリットになりますよ。