円形脱毛症とストレスの関係|発症の引き金になるって本当?

円形脱毛症の原因のひとつである自己免疫疾患

円形脱毛症と言われると真っ先に思い浮かぶ原因はストレスかと思います。もちろん今でもそれは原因の1つとして考えられていますがそれだけではありません。最近では自己免疫疾患も円形脱毛症の原因の1つとして注目されています。今回は円形脱毛症の原因の1つである自己免疫疾患について詳しくご紹介します。

まず自己免疫疾患とは何かと言う話から始めます。人間の体の中には人体に悪影響を及ぼす細菌やウイルスを撃退するための「Tリンパ球」という免疫細胞が存在します。

これ自体はもちろん人体にとって有益な免疫細胞なのですが、何らかの理由でこの細胞が無害な細胞にまで攻撃を仕掛る時があるのです。円形脱毛症の場合はその攻撃の対象が毛根というわけです。

自己免疫疾患の原因もまだ科学的には明らかにはなっていません。しかし女性に多いことからホルモンバランスの乱れが原因の1つとして挙げられています。またストレスによっても発症するとも言われています。

自己免疫疾患自体には種類があり全身に影響があるケースと特定の臓器にのみ影響があるケースの2種類に分かれます。関節リウマチは全身に影響があるケースのものです。発症しても必ず円形脱毛症になるわけではないのを覚えておいてください。

それではこれから自己免疫疾患の原因を探ると共に、なりやすい人の特徴や対策方法をご紹介します。克服する事は円形脱毛症を克服することにも繋がるのでしっかりと学んでおきましょう。

自己免疫疾患の原因

円形脱毛症、並びに自己免疫疾患の原因の1つとして真っ先に挙がるストレスですが、では具体的になぜストレスが原因とされているかをご説明します。

免疫細胞はストレスを感じると動きが沈静化します。さらには免疫細胞の数も減少してしまいます。するとウィルスなどが体内に入ってきた時に、過剰に反応して誤作動を起こしやすいのではと推測されています。

数が少なく自分が頑張らないとって考えて頑張りすぎてしまうわけですね。このせいで正常な細胞にまで攻撃して人体に悪影響が及ぶわけです。

自己免疫疾患の原因はストレスだけではありません。他には遺伝的な原因も考えられています。実際に北欧やフィンランドなど、外国では多くの疾患家系が存在しています。注意すべきなのは病気そのものが遺伝するのではなく、その病気の発生しやすさが遺伝する点です。最初は異常が無くとも、ウィルス感染などをきっかけに自己免疫疾患になるケースが多いようです。

他にもホルモンバランスの乱れが自己免疫疾患の原因として疑われています。これはホルモンバランスが1番乱れやすい妊娠中や産後直後の女性に多く確認されているからです。妊婦は胎児のために意図的に免疫系の活動を抑えようとします。

円形脱毛症ストレス画像2

出産後はその反動で攻撃的になりやすいからだと考えられています。自己免疫疾患の原因はストレス以外にもあるのがわかってもらえたかと思います。原因をしっかりと把握して、それに対応した治療を行うのが円形脱毛症の治療にも繋がるというわけです。

こんな人は自己免疫疾患になりやすい?

自己免疫疾患になりやすい人というのはこれまでの説明である程度分かるかとは思いますが、改めてなりやすい人の特徴をお伝えします。

まずは自己免疫疾患の原因の章でも説明したように妊娠中や産後直後の方が自己免疫疾患になりやすいです。具体的には妊娠初期の3ヶ月と出産直後の6か月間が最もホルモンバランスが崩れやすく、特に出産直後が免疫細胞の働きから見ても発生しやすいので、十分に注意しておきましょう。

そして再三説明しているようにストレスを溜め込んでいる人もなりやすく、気を付けるべきなのはそのストレスが解消された後です。ストレスによって抑制されていた免疫細胞の活動が必要以上に活発になるので、自己免疫疾患になりやすいのです。

他にかかりやすい人の特徴として、貧血体質の方も挙げられます。自己免疫疾患にかかった患者さんの中に貧血持ちの患者さんが多かったから関係性があるのではと考えられています。と言ってもこちらは科学的根拠があるわけでなく統計的になりやすいという結果が出ているだけです。貧血持ちの方も重く考えずもしかしたら発症する可能性があるかも程度に考えてください。

他にも遺伝的な原因で自己免疫疾患が発症していることから、親がそういった症状にかかったことがある場合はなりやすい可能性があります。
まとめると出産直後の女性、ストレスを溜める人、貧血持ち、親が疾患持ちと言う方が自己免疫疾患にかかりやすいということになります。

自己免疫疾患の対策法

原因や傾向が掴めたところで、ここでは対策方法をご紹介します。序盤からストレスと並行して原因の1つとしてホルモンバランスを説明してきました。ストレスは感じ方も人それぞれで解決方法も人それぞれですから、ここではホルモンバランスを整えることを前提とした対策をご紹介します。

ホルモンバランスを整える方法で有効的なのが、食生活を見直すことです。1日3食栄養バランスをしっかりと考えて摂取量は腹8分目に抑える、規則正しい食生活こそホルモンバランスを整えるのに重要になってきます。

では実際に食べるとホルモンバランスが改善される食べ物をいくつか挙げます。

円形脱毛症ストレス画像1

まず代表的なのは大豆です。大豆に含まれているイソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするからです。女性ホルモンが低下した時には大豆を摂取しましょう。何といっても1日の摂取量としても優れている納豆がお勧めです。

当然ですが食べすぎはよくありません。1日に1パックがバランスの良い食べ方です。他にはよもぎや里芋などもホルモンバランスを整えてくれる食べ物になっています。嫌いな物を無理に食べてストレスを溜めてしまっては本末転倒ですので、自分の好きな食べ物を選ぶようにしましょう。

女性ホルモンを分泌させるビタミンB6やビタミンEなどはさんまやかつおなどの魚介類で摂取可能です。こちらも一緒に食べるようにしましょう。

またホルモンバランスを整える以外にも食生活を見直すことで免疫力を高める効果も期待できます。それは腸の健康が免疫力に直結するからです。そのためにも食事の際にはよく噛んで食べるようにしましょう。他には塩素が多く含まれている水道水を飲まないこと、無糖のヨーグルトに変えることなどが対策として挙げられます。

自己免疫疾患の対策として食生活を見直すのも大事ですが、元々の円形脱毛症の対策としても有効です。こちらの場合には玄米やごま、しいたけやのりなども効果的です。

また髪の健康には睡眠時間などの生活習慣も大事になってくるので、これを機に生活リズムを根本から見直してみてください!簡単に治る病気ではないので長期的に治療に取り組んでいきましょう。

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