抜け毛は男性だけの悩みではありません。
女性でも10人に1人は抜け毛や薄毛で悩んでいるという統計があります。
今回は女性の抜け毛について原因と対策を徹底検証します。
女性の抜け毛の主な原因
女性の抜け毛は誰にでも起こり得ることなのです!!主な原因は、日々の生活習慣やストレス、女性ホルモンによるもの。女性の抜け毛は、生え際や頭頂部など特定の場所が抜けていく男性の抜け毛とは異なり、髪の全体にハリ・コシがなくなり、本数が減りボリュームダウンするものです。
偏った食事、無理なダイエットによる栄養不足、喫煙、加齢、ストレスによる血行不良、睡眠不足や運動不足による自律神経の乱れなどなど挙げはじめたらキリがないほど、抜け毛の因子となりえるものがあります。乱れた生活習慣のツケを髪が支払っています。
また更年期や産後の女性ホルモンの減少も抜け毛を促進します。女性ホルモンのエストロゲンには髪を抜けにくくする作用があるため、女性ホルモンの減少に伴い保持できなくなった毛が抜け落ちてしまいます。経口ピルなどで、生理を止めていらっしゃる方も、ホルモンバランスの乱れは抜け毛の大きな原因になります。
そして、精神的なストレスによって、血行不良になることや、間違ったヘアケアやカラーやパーマなどによる頭皮への物理的なダメージが抜け毛を増やしています。最近の女性は、仕事に家事育児介護にとストレスにさらされている方が大多数です。ストレス解消が抜け毛対策のポイントかもしれませんね!
女性の抜け毛の平均本数は?
女性の抜け毛の平均本数は一日100本程度です。
髪の毛というのは、成長する→抜ける→毛穴の休憩というヘアサイクルにのって、髪の毛がいれかわっていきます。大体健康な女性で個人差はありますが5年で全体が生え変わると言われています。このヘアサイクルによって一日に平均100本程度の抜け毛なら大丈夫といわれているのですが、ピンとこないですよね。
季節にもよりますが、シャンプーで30〜40本ならOKです。ご自分の髪を30本つまんでみてください。思いのほか30本って多いのですが、この程度の抜け毛なら問題ないと言えます。
抜け毛の本数は季節性にも左右されます
抜け毛が多いのは春と秋です。先ほどの100本はあくまでも平均で、個人差はありますが、抜ける時期には1日に300本近く抜けてしまう方もいます。300本って束ですよね。
では、なぜ春と秋に抜け毛が集中するのでしょうか。
大きな原因は自然脱毛です。動物の毛皮が夏毛と冬毛と切り替わるのと同じように、私たち人間の髪の毛も自然の摂理として春と秋に抜けます。気を付けていただきたいのは、この季節性の抜け毛の中に薄毛の原因となるものが隠れていることです。特に春は、職場の移動や新しい環境に身を置くことでストレスを受けやすく、血行不良や睡眠不足になりやすくなります。同時に冬から春先にしたダイエットによる栄養不足が原因の可能性も。
秋の抜け毛は、夏に受けた頭皮のダメージによるものも多いです。夏は頭皮が強い紫外線にさらされて傷み、発汗によって皮脂がたまり頭皮が固くなり、髪を作る毛根に栄養が届きにくい頭皮環境となります。そうそう!プールの塩素も髪が痛む原因ですよね。私は3回入ればキレイなブラウンに脱色されます。つまりそれだけ頭皮にも負担がかかっているといえます。
髪に影響がでるのは数か月遅れるため、こういった蓄積したダメージが秋の抜け毛です。比較的、夏と冬は抜け毛の少ない時期なのですが、冬は温かい部屋にいることで頭皮が乾燥し、かゆみが出る方がいます。かきむしることで頭皮を痛めてしまい抜け毛につながる方もいますので、そういった方は保湿を心がけてくださいね。
こんな人は抜け毛に注意!
抜け毛に注意した方が良い女性の特徴についてご説明いたします。
まずは食生活です。髪にいいものを摂取していますか?忙しいとついついパンやおにぎりだけなど炭水化物1品になったりしていませんか?また食事制限のダイエットはもってほかです。甘いお菓子が大好きな方も血液をドロドロにしてしまうので要注意です!
忙しいからと髪を乾かさず家事育児に翻弄されてしまってはいませんか?髪は濡れている状態というのが一番弱いのです。理由はキューティクルが開いた状態なので、ダメージを受けやすいから。また頭皮に雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、自然乾燥はさけ、せめてしっかりタオルドライをしてください。もちろんドライヤーで乾かすのが一番です。特に産後の方は、女性ホルモンの減少・ストレス・睡眠不足と髪にとっていい環境ではないので、大変だとは思いますが髪の自然乾燥はさけましょう。
間違ったヘアケアをしていらっしゃる方も気をつけてください。髪を洗う時「前洗い」をしていますか?正しい髪の洗い方をするだけで頭皮の環境は改善されます。特に朝シャン派の方は今日から夜にお風呂に入りましょう。髪の成長は寝ている間です。成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムは夜の10時から深夜2時ごろ。そのとき頭皮に皮脂がたまっていたり、スタイリング剤が残っていたりすると成長を阻害してしまいます。お化粧と一緒です。お顔と頭皮はとても近いものです。朝シャンの方は、言わばお化粧したまま寝ているようなものです。そして洗いあがったあと毛穴に休憩時間を与えずに、またセットして出勤しますと、毛根が疲れてしまうと思いませんか?
また、お風呂に入ってから寝ることは良い睡眠につながります。人間は体温が下がるときに眠りにつきやすい生き物です。髪のためにも快眠のためにも夜にお風呂の時間をとることをおすすめいたします。
抜け毛の対処法
「毛根に必要な栄養を届けること」がポイントです。
栄養
海藻・牡蠣に含まれているミネラルや緑黄色野菜に多く含まれているビタミン類が髪の成長に効果的です。大豆のイソフラボンも女性ホルモンに似た働きをするので併せて取ってくだい。
特にミネラルの一つの亜鉛は髪を作るときに必要なのに、体内で生成されず、40代以降は体外へ排出されやすいと言われています。
日々の食事から取るのが一番ですが、難しければ育毛に特化した「育毛サプリ」の力を借りてみてもいいでしょう。とってもお手軽でおすすめです。
血流
栄養を届けるのは血です。血の巡りをよくするためにはストレスをためないようにしましょう。血管も心も固くなってしまいます。また、適度な運動も効果的です。血流がよくなりストレス発散にもつながります。ヘッドマッサージもおすすめです。
安定したホルモンバランスと自律神経のためにも睡眠はしっかりとってください。
冷え性も血流によくありませんよ!身体を温めてくださいね。
頭皮環境
外からダメージがあってはせっかく髪にいいものを食べても意味がありませんよね?
紫外線防止のために通気性の良い帽子や日傘をしてくださいね。また、髪を洗う時には、前洗いとすすぎに力をいれてくださいね。
総括すると、生活習慣を改善すると、髪は元気になるということです。育毛剤を使用するなら、頭皮環境がいいと効果が得られやすいといわれています。
髪の印象って大事ですよね。髪にボリュームがあるだけで見た目年齢が5歳は若返りますもの!!生活習慣を見直すことは自分自信を大事にする生き方だと思います。自分と髪に優しい生活をしましょう!