髪が抜ける原因を知ってますか?内外の要因と対策方法

朝起きたら枕に髪の毛が落ちているのを見ると抜け毛が心配になってしまいますよね。

ですが不安になる前にその抜け毛が正常か異常かを判別するようにしましょう。

異常だった場合も原因は多岐に渡ります、焦らず冷静に向き合えば早期に治療できますよ。

抜け毛の内的要因

抜け毛の原因は非常に多岐に渡っており、何か1つ対策をした程度では抜け毛と言うのはそう簡単に止まりません。今回はそんな抜け毛の原因を内的要因と外的要因の2つに分けて詳しくご説明します。

まず内的要因ですが、これはつまり体の内部で異常が起きた時に抜け毛が発生する原因のことです。ストレスだったり、睡眠不足だったり、男性ホルモンなどがこちらの内的要因に含まれます。それでは内的要因をいくつかご紹介します。

男性ホルモン

最初の内的要因として挙げられるのが男性ホルモンです。頭頂部や前頭部の毛乳頭細胞に運ばれた男性ホルモン・テストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きで活性の高い男性ホルモン・ジヒドロテストステロンに変換されます。この男性ホルモンが、アントロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結びつくと毛母細胞の増殖が抑制されてヘアサイクルの成長期が短縮されます。

これにより、成長途中の髪の毛が抜けるため抜け毛が増えます。さらに、髪の毛が太く・長く育たなくなる、ヘアサイクルの休止期に留まる髪の毛が増えるため薄毛が進行します。以上のメカニズムで進行する薄毛を男性型脱毛症(AGA)と呼びます。

睡眠不足

2つ目の内的要因として挙げられるのが睡眠不足です。

髪が抜ける原因

抜け毛の主な原因とされるジヒドロテストステロンは、テストステロンの減少で増える可能性が指摘されています。減少すると不足を補うため、テストステロンと5αリダクターゼの結合が進むからです。テストステロンの減少を招く要因の一つとされているのが睡眠不足です。

過去に行われた研究では、僅か2日間の徹夜でテストステロンの分泌がとまる可能性が示唆されています。ジヒドロテストステロンの生成を増やす恐れがあるので、睡眠不足も抜け毛の原因のひとつと考えられます。

また、髪の毛の元になる毛母細胞は午後10時から午前2時に最も活発になると言われていて、髪の毛のみならず体の成長を促す成長ホルモンは入眠直後から3時間に多く分泌されると言われています。つまりこの時間帯にしっかりと睡眠を取れていることが、髪の毛の成長には最も効果的ということになります。

ストレス

同様に、ストレスも抜け毛の原因と考えられています。ストレスによりコルチゾールというホルモンが分泌されやすくなるからです。コルチゾールにもテストステロンの生成を抑制する働きがあるとされています。よって、過度なストレスがかかり続けると、抜け毛の原因とされるジヒドロテストステロンの生成が増える恐れがあります。抜け毛が気になる方は、ストレスにも注意が必要です。

また、ストレスにより自律神経のバランスが乱れることも抜け毛につながる恐れがあります。交感神経が優位になると頭皮の血行は悪くなります。髪の毛も細胞として生きているわけですから、生きる上で栄養が欠かせません。その栄養は血液から送られているので、血行が悪くなると抜け毛が進行するわけです。

生活習慣

4つ目は上でも説明したように生活習慣です。睡眠も含まれますが、他にも食生活喫煙も関係しています。血液によって運ばれる栄養は食べ物から摂取したものも含まれます。髪の毛の健康に良い食べ物を摂取していない、かつ健康を害する食べ物ばかりを食べていると抜け毛になりやすくなります。また喫煙もニコチンという成分が血管の収縮効果を持っているので、血行が悪くなりやすいです。さらに、喫煙はコルチゾールの分泌を増やします。ストレスと同じようにジヒドロテストステロンが生成されやすくなるので、喫煙も注意したい生活習慣といえます。

抜け毛の内的要因は主に生活習慣に関わっている物が多いです。抜け毛が増えてきたなと思ったらまずは生活習慣を見直しましょう。

 

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抜け毛の外的要因

次は外的要因です。外的要因は当然ながら外から髪の毛や頭皮に問題を起こす原因なわけですが、皆さんは何か思いつきますか?

パーマやカラーリングだったり、強い紫外線だったり、帽子の長時間の着用だったりと人によって思い浮かぶ原因はいくつかあると思います。それでは具体的に1つずつご紹介します。

シャンプー

まず1つ目がシャンプーです。毎日シャンプーをしている人にはおそらく意外に思われるかもしれませんが、頭皮や髪の毛の健康状態を脅かす最も身近な外的要因はシャンプーです。シャンプーは基本的に頭皮にとっては害のあるものです。シャンプーの洗い残しがあれば頭皮が荒れたり毛穴が詰まったりする原因になるので、シャンプーをした後のすすぎは非常に重要です。頭皮は思っているよりもデリケートな部分なので、正しいシャンプーの使い方を知らないと抜け毛の原因を毎日作っている可能性がありますよ。

髪が抜ける原因

紫外線

2つ目は紫外線です。紫外線は毛母細胞に直接ダメージを与える力を持っているので、直射日光を長時間浴びていると危険です。頭皮が日焼けを起こして炎症を起こすこともありえます。

パーマ・カラーリング

3つ目はパーマやカラーリングです。これらに含まれている成分は髪の毛や頭皮にダメージを与えるものが多いです。1回だけだったり、ある程度期間を開けてから再度利用するならまだしも、短いスパンで連続で利用すると問題になります。頭皮や髪の毛の健康状態次第では1回目から影響を受けることもあり得るので気を付けましょう。

帽子

4つ目は帽子の長時間着用です。頭皮はデリケートなので、乾燥しすぎてもダメですし、潤いすぎてもダメです。蒸れて頭皮に汗が出てきて、それが毛穴を詰まらせたり雑菌を増やす原因になったりするので、定期的にあ帽子を脱いで蒸れないようにしましょう。

髪が抜ける原因

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どれくらい抜けたら危険?

抜け毛の原因には血行や血液中の栄養などの内的要因と、頭皮の疾患や髪の毛自体の健康状態による外的要因の2種類があることを説明してきました。しかし抜け毛と言うのは日常的に行われていることをご存知ですか?

実は髪の毛というのは生える抜けるを一定の周期で繰り返していて、健康な状態であっても1日に50本前後は抜けています。人によって差はありますので何本以上抜けたかというよりも、今までと比べて抜け毛が急激に増えたかどうかの方が重要です。しかし50本前後が基本ですので、100本以上抜けると危険信号と思っていいでしょう。

つまりライフサイクルとは関係なく1日に100本以上抜けている場合には、先ほどまでに説明した内的要因や外的要因による抜け毛の可能性が高くなるというわけです。しかし1日に何本髪の毛が抜けているかなんて数えるのは中々難しいと思います。この記事を読むまで抜け毛がそんなにあると知らなかった人もいると思います。

もしも本数を調べたいのであれば、朝起きた時に枕の近くに髪の毛がどれだけあるかでチェックするのが良いかと思います。日中は1つのところに留まっている時間が少ないと思うので、1番確実に数えられるのは睡眠時だと思います。

髪が抜ける原因

朝起きた時に枕の近くにある髪の毛の本数を数えてそれを睡眠時間で割れば、1時間当たりの抜け毛の本数を調べられます。6時間睡眠の場合は25本以内なら問題ないです。もしも25本以上抜けているのであれば、髪の毛か頭皮に何らかの異常がある可能性が高くなります。

 

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対策方法

対策方法は当然ながら内的要因と外的要因で異なります。さらにこれまで説明したように内的要因と外的要因にもそれぞれ複数の原因があるため、対策方法はそれらの原因に合わせて行う必要があります。

まず内的要因ですが、生活習慣を見直して改善していくところから始めましょう。対策としては外的要因よりもこちらの内的要因の方が重要になってきます。内側から髪の毛と頭皮の健康状態を改善しないと、常に抜け毛の危険性に脅かされながら生活することになります。

睡眠は先ほども説明したように午後10時から午前2時の間は寝るようにすることと、就寝前にパソコンやスマホの光を見ない事です。ブルーライトと言うこれらの光は睡眠を阻害する効果があると言われているからです。

髪が抜ける原因

食事は基本的にはバランスよく栄養を取ることが大事ですが、特に髪の毛に良いとされているのタンパク質、亜鉛、ビタミンです。具体的な食べ物としては大豆がお勧めです。納豆、豆腐、味噌に含まれていますから、1日の食事のどこかで大豆食品を食べるようにしましょう。

先ほどは喫煙を原因として挙げたと思いますが、もう1つ飲酒も抜け毛に影響があります。禁煙と禁酒ができるのであれば最良ですが、いきなり禁止して止められる人は少ないと思います。少しずつ摂取量を減らすようにしていきましょう。

内的要因の対策は以上で、次は外的要因の対策です。こちらはとりあえずシャンプーを変えるのが1番楽な対策だと思います。アミノ酸シャンプーなどの頭皮に優しいシャンプーに変更すると良いでしょう。これに加えて育毛剤などを使って抜け毛対策をすれば、外的要因の抜け毛はかなり防げます。

抜け毛は日ごろの行動との関連性が非常に強いので、抜け毛が増えたと思った時には1度生活習慣を見直して、抜け毛の対策を行っていきましょう!

 

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病院で受けられる治療

以上の対策を講じても抜け毛が治まらないことは少なくありません。薄毛が心配な方は病院で相談すると良いでしょう。病院では内服薬と外用薬を用いて男性型脱毛症を治療できます。

内服薬を用いた治療

男性型脱毛症の治療に広く用いられているのが内服薬を用いた治療です。具体的には、有効成分・フィナステリドを含むプロペシアと有効成分・デュタステリドを含むザガーロを用いた治療などが行われています。それぞれの特徴は次の通りです。

・プロペシア
AGAに深く関わるとされるⅡ型5αリダクターゼを阻害することでジヒドロテストステロンの生成を抑える内服薬。主に、抜け毛を予防する働き、AGAの進行を抑制する働きを期待できます。

・ザガーロ
5αリダクターゼを阻害することでジヒドロテストステロンの生成を抑える内服薬。プロペシアとの違いは、Ⅱ型5αリダクターゼに加えⅠ型5αリダクターゼの働きも阻害できること。この差により、プロペシアで効果を実感できなかった方でも効果を実感できることがあるとされています。

外用薬を用いた治療

男性型脱毛症の治療に用いられている外用薬がミノキシジルです。毛組織の血流を改善するとともにヘアサイクルの成長期を延伸することなどで発毛を促します。プロペシア・ザガーロと働きが異なるため、併用するケースが少なくありません。ミノキシジルは大正製薬から発売されているリアップの有効成分です。

以上、毛が抜ける原因とその予防法、治療法を解説しました。抜け毛は様々な原因が積み重なり引き起こされます。症状が気になる方は原因を探るとともに治療を検討するとよいかもしれません。

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