液体窒素を用いた円形脱毛症の治療を強くお勧めできない理由

円形脱毛症の治療法というのは数多く存在し、中には液体窒素やドライアイスを利用した治療法もあるほどです。しかしながらこれらの治療法はあまり一般的でなく、液体窒素による治療法を今知った方もいるかと思います。

理由は単純明快で、円形脱毛症に効果がないのではと言われているからです。今回はそんな液体窒素による治療法と、本当に効果がないのかどうかをご説明いたします。

円形脱毛症治療に液体窒素などの冷却法をおすすめしない理由

まずそもそも円形脱毛症に液体窒素などの冷却法で治療できるのかという点についてご説明します。

方法としては円形脱毛症の患部に液体窒素ドライアイスを塗布したりスプレーしたりなど、直接患部に当てます。皮膚が急激に冷やされるため、炎症が発生します。この炎症を意図的に起こすというのが液体窒素などの冷却法での治療の肝になります。

円形脱毛症の原因の1つに自己免疫疾患が考えられていて、これは人体を守るためのリンパ球が異常なまでに活動して正常な細胞にまで攻撃してしまう疾患になっています。これを治す為にリンパ球にとってわかりやすい攻撃の対象を作るのが、液体窒素などの冷却法というわけです。

科学的根拠こそまだ判明していませんが、有効率は7割を超えるというデータもあるほどで全くやるべきではないとまでは言いきれません。しかしこの治療法には明確におすすめできない理由があります。

まず円形脱毛症が重症化している場合には向いていません。患部に炎症を起こすわけですから、多発型となって頭部のあちこちに10円禿げがある方では炎症が多くなってしまって、頭皮に与えるダメージが多くなってしまいます。

また痛みを伴う、頭皮にダメージを与える治療法ですからあまり長期的にできないという点でもおすすめできません。円形脱毛症は早くても3ヶ月は治療にかかると言われていますので、その間治療の度に毎回痛みに耐える必要があります。治療しているのに痛い思いをするのは、やはり嫌ですよね。

液体窒素やドライアイスを用いた冷却法は円形脱毛症に対して効果が無いわけではありません。ただそれに伴う痛みが強すぎるというのが問題なだけです。

こんな人には液体窒素はおすすめできない?

液体窒素での治療法は基本的にまずおすすめできないのですが、その中でも特に利用を控えるべき人がいます。

まず1人目は円形脱毛症が重症化している方です。先ほども説明したように円形脱毛症は場合によっては頭部に複数できる場合があります。その1つ1つに炎症を起こしてしまっては、頭皮に与えるダメージが大きくなることは想像できますよね。また円形脱毛症は複数できるだけでなく、その脱毛部分が広がっていくケースもあります。もちろんこの場合でも冷却法は頭皮に与えるダメージの方が大きくなってしまうので、おすすめできません。

2人目は子供です。円形脱毛症というのは大人子供の判別なく発症するどころか、子供の方が発症しやすいとまで言われている病気です。冷却法は痛みを伴う治療法なので、子供にはその痛みがより苦しいものに感じやすいです。円形脱毛症の原因の1つとしてストレスが有力視されているので、治療に対してストレスを感じてしまっては意味がありません。痛みもなく子供がストレスを感じずに続けられる治療法を見付けるようにしましょう。

3人目は皮膚が弱い方です。当然ですが皮膚に炎症を起こす治療法なので、元々皮膚が弱い方は炎症がより重度の物になってしまい、肌荒れが酷くなってしまうケースが多いです。必ず皮膚の状態をチェックしてから冷却法を利用するか考えましょう。

液体窒素を使用せずに円形脱毛症を改善する方法

円形脱毛症の治療法は数多く存在しますので、無理に液体窒素などの冷却法にこだわることはありません。ここでは冷却法以外の治療法をご紹介します。

まず1つ目は生活習慣を見直す方法です。実は円形脱毛症には生活習慣がカギを握っているケースがあります。例えば食事の場合、髪の毛の健康に必要な栄養をちゃんと摂れているかが問題になります。髪の毛を作る上で必要な栄養素はタンパク質亜鉛ビタミンB群なので、これらの栄養を食事でしっかりと摂ることで円形脱毛症が改善されることもあります。詳しくは後ほど紹介いたします。

他にも睡眠時間も髪の毛の健康には大事な要素になってきます。よく午後10時から午前2時の間には寝ておいた方が良いと言う話を聞いたりしませんか。この時間帯には成長ホルモンが分泌されるため、体の成長にはこの時間に寝ていたらどうかで大きく変わってきます。この成長ホルモンはもちろん髪の毛にとっても大事になるので、この時間帯には寝るようにしましょう

それから何と言ってもストレスを発散させることです。円形脱毛症の原因としてストレスが有力視されているのは、血行不良と自己免疫疾患の発症という2つの問題を引き起こす可能性があるからです。そのために日常的にストレスを溜めない、もしくはちゃんと発散するという行動が必要になってきます。

このように病院やクリニックで行う治療以外にも円形脱毛症を改善する方法はいくつもありますので、色んな治療法を試してみてください。

食事を変えるのも効果あり

さて先ほど食事によって円形脱毛症が改善されるというお話をしました。ここではそれをより詳しくご説明いたします。

先ほどは髪の毛の健康に必要な栄養を摂るために食事を見直すのが大事と話しましたが、実は食事よる効果はそれだけではありません。食事で得られる栄養素の中にはストレス軽減に役立つものもありますし、寝る前の飲食を控えることで睡眠の質を高めることもできるのです。食生活を見直す時は栄養素の面だけでなくいつ何を食べたかというタイミングに関しても注意しましょう。

それでは具体的に円形脱毛症に効果的な食べ物をご紹介します。

まず1つ目は納豆です。これは多くの方に勧められる食べ物です。これは納豆に使われている大豆にイソフラボンが含まれていることに関係しています。このイソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンと近い役割を持っていて、髪の毛の健康維持に役立つとされています。また動脈硬化対策としても用いられるように血行を良くする効果もあるため、納豆は円形脱毛症の改善に非常に役立ちます。納豆の匂いが苦手という方も中にはいると思いますので、その場合は豆腐の味噌汁がおすすめです。豆腐にも味噌にも大豆が含まれていますから。

2つ目は牡蠣です。中々食べる機会のない食べ物ですが、こちらには亜鉛という栄養素が多く含まれています。髪の毛の生成にはタンパク質、亜鉛、ビタミンB群が必要とお話ししましたが、実はこの中で最も不足しやすいのが亜鉛です。一般的な食べ物の中に含まれている量では必要量に達しないため、円形脱毛症に関係なく不足しやすい栄養素の1つでもあります。亜鉛は牡蠣以外でもチーズなどの乳製品や肉類などからも摂取できますが、そのためにはかなりの量を食べる必要があります。こちらはサプリメントで補うのも1つの手として考えられるほどです。

このように食事から得られる栄養素はかなり重要なので、円形脱毛症になったら1度見直すことをお勧めします。

まとめ

  • 冷却法は全く効果が無いわけではないが、痛みを伴う治療法のため、円形脱毛症の人全員が利用できるわけではない。
  • 冷却法を利用することで症状が重症化してしまうケースもあるので注意が必要。
  • 食事や睡眠、ストレス発散等、基本的な治療法にも力を入れるべき。

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