多くの男性の悩みの種となっているAGA。
効果的な治療薬があったらぜひとも使ってみたいですよね。
今回はそんな方たちのためにAGAの治療薬のひとつであるミノキシジルをご紹介します。
ミノキシジルとは?
AGA(男性型脱毛症)の治療で使用されている薬の一つミノキシジル。
育毛剤に配合されていることもあり、名前を聞いたことがある人は多いと思います。AGAの治療は自分できる改善方法をはじめ、病院で受ける治療方法も大変注目されています。そこで使用される治療薬のミノキシジルにはどんな特徴があるのか、まずは薬の特徴について理解してみましょう。
ミノキシジルは薄毛治療薬として主流になっていますが、そもそもは血圧降下剤として開発されたもの。その副作用で発毛することから、今ではAGAの治療として有効的に利用されています。
この薬の名前に馴染みがあるのは、市販の育毛剤「リアップ」で使用されている為です。大正製薬から発売されている育毛剤として人気がある商品ですよね。
ミノキシジルは1970代にアメリカで経口血圧降下剤として開発されたものですが、この薬を服用する方に多毛症の副作用が多いことから頭皮の外用薬として作られるようになったという経緯があります。ミノキシジルの効果は、頭皮に塗布することで毛母細胞の分裂を活発にし、発毛を促進する働きがあります。髪は毛細血管から栄養を補給し、毛乳頭、毛母細胞を活発にします。
その際の細胞分裂を促す為、薄毛の治療に大変効果がありAGAの治療薬としても活躍しています。
ミノキシジルの特徴はAGAの頭頂部の薄毛には効果があることが認められていますが、生え際などの薄毛には効果は確認されていません。
またAGAの治療薬として使用される内服薬のプロペシアは男性にしか服用できない点に対して、ミノキシジルは女性でも使える点が特徴になっています。
女性専用の育毛剤にも使用されていますので、ご存じの方も多いと思います。ミノキシジルは半年ほど継続しないと効果がでない為、長期的な使用が必要です。
ミノキシジルの効果について、さらに詳しく知りたい方はこちら
血行が悪い人におすすめ?AGA治療薬「ミノキシジル」の効果とは(関連記事)
ミノキシジルの服用で起こりうる副作用
AGAの治療薬には少なからずとも副作用があることを知っておきましょう。
ミノキシジルは頭皮の血管拡張作用がある為、頭皮環境を整える働きに効果的です。育毛剤として使用すると、さらに頭皮マサージも効率的に行えるようになります。
しかし気になるのが副作用ですよね。血管を拡張するために、血圧が下がり心臓に負担がかかる副作用があります。
深刻なケースではミノキシジルの使用により死に至ることもあるようです。頭皮に違和感を感じるだけでなくこのように体にも負担となる場合がありますので、使用には医師の診断が必要になります。
どんな薬品にも多少のリスクは伴いますが、ミノキシジルも同様に気軽に使用するものではありません。また副作用は人によっておこるものですから、必ずすべての人に負担となる薬でもありません。
知っておきたい副作用は低血圧のほかにも、腕や足などの全身の多毛症、また性的不能、性欲減退するという副作用です。女性の場合は妊婦さんや授乳中の方には体に悪影響となりますので十分に注意が必要です。
またミノキシジルには皮膚のトラブル原因になる場合もあり、皮脂の分泌が過剰になりにニキビや吹き出物が増える症状も場合によっておこります。
皮脂は体だけでなくもちろん頭皮も同様に過剰な皮脂の分泌がある為、フケ、かゆみ、頭皮のべたつきといった副作用が起こるケースもあるようですね。
ミノキシジルはAGAの治療に大変効果がある反面、副作用を心配して使用をしない方もいます。最近では同じような効果があるものとして「M-034」と呼ばれる有効成分も開発されています。
ミノキシジルは個人輸入で購入できる育毛剤にも多く使用されていますが、使用は専門医師の指示に従い安全面を重視することが大切ですね。
こんな人はミノキシジルの副作用に注意!
ミノキシジルはもともと経口血圧降下剤として開発された薬です。そのためAGAの治療として薄毛改善の目的で使用しても、心臓疾患がある方には特に副作用の恐れがあります。
また心臓が悪い人だけでなくとも、健康な人でも体調によっては低血圧になるなど、まったく副作用が起こらないとは限りません。
色々な薄毛治療薬が市場に出回っていますが、ミノキシジルは副作用が怖くて抵抗を感じる人も多いようですね。
副作用が出やすい人は心臓が弱い方、低血圧の方、また敏感肌の方など。また痛風の方も副作用がでやすい為注意が必要になります。痛風は尿酸が結晶化したものが足の指に溜まり、激痛を伴う症状がお馴染みですよね。
ミノキシジルを使うと血管が拡張されるため、この尿酸が全身に回ってしまうリスクが高くなるのです。
すると足の親指だけにあった痛みが全身に広がる可能性もある為、痛風患者さんはミノキシジルの使用は医師との相談が必要になります。
また副作用は、ほかの服用中の薬との相性もありますので内服する場合は特に注意が必要ですね。
一般的には頭皮に直接塗布する外用薬として使う場合が多いのですが、この使用方法でも肌の状態によっては炎症を起こしたり、皮脂が毛穴を詰まらせてしまうなどの症状もあります。
また飲酒の習慣がある方もミノキシジルの使用には注意が必要ですよ。アルコール成分はミノキシジルと同様に血管を拡張させる働きがあります。
そのため相乗効果となりさらに低血圧などの副作用も引き起こしやすくなるのです。
AGAの治療でミノキシジルを使用する場合は医師の診断のもと、長期的に続く治療は安心して続けたいですね。ミノキシジルは心臓や血圧に与える副作用がある為、不安な方はまず医師と相談してみましょう。
また健康な方にも間違った使用方法などにより体にダメージとなる場合がありますよ。
タブレットタイプは副作用も強い
ミノキシジルは頭皮に直接塗布する外用薬としてお馴染みですが、タブレットタイプの内服薬もあります。
AGAの治療薬としては大変効果があることから、医療機関で処方される場合も多いですよね。しかし育毛剤として直接頭皮に塗布する場合とは異なり、タブレットタイプはさらに体内に与えるダメージがあることを知っておきましょう。
心不全、狭心症のリスクが高くなることや、不整脈や肝臓への負担、また糖尿病のリスクが高くなるともいわれています。タブレットタイプを服用するとガンにもなりやすいという話も一部では聞かれることがあります。
ミノキシジルのタブレットは、服用する方の体質や病歴によっても副作用が異なりますが、薄毛治療をさらに効果的にするため、成分を体内に取り込むことがリスクになる場合があります。
循環器疾患の方が命を落とした例もある為、服用は慎重にならないといけませんね。信頼のできる医師の指示のもと、正しい服用をすること。飲む量にも十分注意したいですね。
ミノキシジルのタブレットは、医療機関で処方してもらう以外には、ネット通販で個人輸入する方法があります。しかし個人輸入ではすべて自己責任となり、薬の効果や副作用については安心できません。
値段が安い為、近年では個人輸入で購入する方も増えていますが、特にタブレットの服用に関しては医師と相談をすることをおすすめします。
タブレットは外用薬タイプと同様に、副作用として多毛症になる場合や、低血圧、肌荒れを起こす場合があります。さらに過剰な成分摂取をすると、薄毛治療中に逆に脱毛を進行させる場合もある為、はげが広がってしまうという残念なケースもあるのです。
確実な効果を得るには医師の観察のもと、経過を見ながら服用することが好ましいですね。