父や祖父が薄毛だから確実に自分にもハゲは遺伝していることは確信しているけど、どうしても薄毛に悩まされるのは避けたい、薄毛になる前から出来ることは何かないかと考えている方は多くいるかと思います。
30代以降になれば確実に悩まされる薄毛の悩み、薄毛になる前から出来ることを尽くして将来も今と変わらずフサフサの髪の毛を手に入れられるのであれば嬉しいですよね。
今回はそんな薄毛予防にも育毛剤をオススメしている理由を紹介します。
抜け毛や薄毛の原因を知って育毛剤での予防に役立てる
まずは抜け毛や薄毛になる原因について紹介したいと思います。
実は薄毛になる原因というのは一つだけではなく多数存在しており、それが積み重なって薄毛になることが多いです。
代表的なものをいくつか挙げていきましょう。
男性型脱毛症である
男性が薄毛に悩む8割はこれといっても過言ではないのですが、男性型脱毛症、いわゆるAGAです。
AGAは男性ホルモンであるテストステロンと5-αリダクターゼという酵素が結びついた時に生成されるジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされる症状です。
このDHTが生成されると脱毛を促進するといった男性にとって最も恐れる現象が引き起こされます。
頭皮の血行不良
頭皮だけでなく毛根にも毛細血管が散りばめて存在していますが、その血管の重要な役目はすみずみにまで栄養を送ると言う事です。
しかし、なんらかの理由で血行不良となってしまうと、送りたい栄養を末端に送れず結果髪の毛が細くなり抜けてしまうという事が起こります。
髪の毛を生成する栄養が不足している
髪の毛を構成するタンパク質はケラチンと呼ばれるコラーゲンの一種なのですが、この生成あるいはサポートをする栄養素が不足していると丈夫な髪の毛が作られません。
髪の毛に良い栄養素といえば、亜鉛が挙げられますが亜鉛は体内でケラチンを再構成する補助をしますので、そういった栄養素を補給せずにいると薄毛が進行してしまいます。
生活習慣の乱れ
今の時代では陥りやすいものの一つですが、睡眠不足や偏食、ストレスによって抜け毛が進行してしまいます。
睡眠は成長ホルモンを生成する重要な時間ですので、それが不足してしまうと髪の毛の成長も滞ってしまいます。
偏食は、肉類や油の多い料理を食べると頭皮から皮脂が多量に分泌され毛穴が詰まってしまったり、髪の毛に必要な栄養素を補給できず髪の毛が上手く生成されず抜けてしまうといった事が起こります。
ストレスは身体だけでなく髪の毛にも影響があり、ストレスを感じ頭をかきむしることで頭皮が傷つき炎症が起こりやすくなる、あるいはDHTの生成が加速され抜け毛が促進されてしまうことにも繋がってしまいます。
抜け毛や薄毛予防に育毛剤が良い理由
以上の薄毛の原因に対して予防するには私は育毛剤をオススメします。
まだ薄毛になっていない人でもなぜ育毛剤が良いのかという理由は以下の通りです。
血行促進作用が配合されている
育毛剤の多くには血管拡張作用があり、頭皮全体の血行が促進されます。
つまり、男性が陥りやすい原因の頭皮の血行不良という事態を前もって回避しておくことで、髪の毛に栄養が運べなくなってしまう事がなくなるのです。
有名な薬効成分では「ミノキシジル」が挙げられます。
このミノキシジルは頭皮に浸透しづらい点はありますが、頭皮の血管を拡張し、毛根に栄養を行き届かせる事によって毛母細胞を活発化させる働きがあります。
頭皮環境を整えてくれる
頭皮の環境の良し悪しが良い髪の毛を育てる事につながります。
頭皮と言うのはとてもダメージを受けやすい敏感な部分で、紫外線や余分な皮脂、刺激の強いシャンプーに酔って日々薄毛の危機にさらされています。
そんな環境の中を育毛剤で整える事によって薄毛になりにくい頭皮、つまり良い土台作りが出来上がるのです。
育毛剤の狙いは頭皮環境改善が一番に考えて作られているので、実は薄毛予防にとても効果が期待できます。
髪の成長サイクルの調整をしてくれる
髪にはヘアサイクルと呼ばれる成長サイクルが存在します。
成長期→退行期→休止期を経て脱毛されるのですが、薄毛になる人はこの中の成長期が極端に短いのです。
そうなると十分に育たずに抜けてしまうことに繋がるのですが、育毛剤を使うことによってずれかけていたこのヘアサイクルを調整し、常に正常なヘアサイクルに戻してくれます。
実は育毛剤を使い始めてから効果が実感できるまでは年単位での継続が必要になってきます。
ですが、薄毛に悩む人が育毛剤を使うのは薄毛になってからという実態がありますのでそこから育毛剤を使っては少々遅いです。
薄毛になる前に予防として育毛剤を使う、という方が実は使い方としては正しい事だと私は思います。
その他の抜け毛や薄毛予防方法
頭皮マッサージをする
これは誰しもが考える薄毛予防方法ですが、あまり強くマッサージをしすぎても実は頭皮細胞が壊れてしまいかえって逆効果になります。
なので指の腹でやさしく揉むように全体をマッサージしてあげましょう。
この頭皮マッサージに加えて、首や肩のマッサージをすることも効果的です。
血流は心臓から流れてくるので、心臓から頭皮にかけて血流が悪いところがあるとそれだけでも栄養が上手く運ばれません。
なので、理想的なのは肩→首→頭皮の順でマッサージをしてあげましょう。
頭皮温度をあたためる
頭をあたためるという事にいまいち実感が沸かないかとおもいますが、薄毛になりやすい人は頭皮の温度が低い傾向にあります。
温度が低いということは代謝量が低下し免疫力が低下してしまいます。
そうすると毛根にある髪の毛の成長に関わる毛母細胞の働きも低下してしまい髪の毛の成長が抑止されてしまいますので、適度な運動や身体全体を温める食事、きっちりと湯船につかり身体の芯から温めてあげましょう。
飲酒・喫煙は控える
飲酒や喫煙は身体に様々な影響を及ぼしますが、髪の毛に関しても同様です。
アルコールを摂取すると、アルコールを分解するために様々な栄養素を消費します。
そうなると普段は髪の毛の栄養に使っていたものも不足しがちになりますので注意が必要です。
喫煙に関してはビタミンの破壊等もデメリットとしてはあるのですが、一番は毛細血管の縮小です。
末端まで血管が伸びなくなると十分な栄養を運ぶことができませんので飲酒・喫煙は控え、どうしてもという時でもほどほどにしておきましょう。
髪のカラー・パーマはやりすぎない
おしゃれには髪のカラーやパーマは必須ですが、その際に使われる薬剤には髪の毛だけでなく頭皮にもダメージを与えます。
薄毛になるリスクを考えるのであればカラーやパーマは控える、するにしても回数は少なくして、刺激の少ない薬剤を選ぶようにしましょう。
おすすめは美容室でしてもらうことです。
市販されているカラー剤やパーマ剤は刺激の強いものがほとんどです。
美容室でやって貰う場合低刺激のものや、髪を保護する薬剤もつけてくれますので高いからと市販薬で済まさずに美容室に足を運びましょう。
シャンプーを見直す
実は意外と知られていない事実なのですが、薄毛になる原因の一つとしてシャンプーのしすぎによるものが挙げられます。
1日に何度もシャンプーをしていたり、自分の頭皮に合ったシャンプーを使用していないと、どんどんと頭皮環境を悪化させることにつながります。
悪化させる要因としては保湿の問題です。
汗をかいて汗を流すということであれば良いのですが、頭皮には皮脂が常に分泌されており、その皮脂は紫外線からのダメージを抑えたり、頭皮の保湿の役割を果たします。
その皮脂を洗い流してしまうと紫外線から直接刺激を与える事になりますし、乾燥がすすんでしまい薄毛の原因になってしまいます。
刺激の強いシャンプーも同様で必要な皮脂までも洗い流してしまい乾燥や炎症を起こしやすくなります。
自分にあったシャンプーや低刺激性のシャンプーを選び、シャンプーする回数は多くても1日2回にとどめておきましょう。
薄毛にならないためには重要な薄毛予防対策ですが、効果が表に現れないとモチベーションが維持しづらい部分ではありますが、継続して行うことで確実に将来の自分の頭皮に差が出てきますので根気よく続けていきましょう。
まとめ
- 育毛剤は抜けてからではなく抜ける前に使うと予防になる
- 育毛剤には毛が生える効果だけではなく頭皮の環境を整える成分が入っている
- 育毛剤以外にも薄毛予防方法を実践すると効果的