早い人では20代前半から始まる薄毛の悩み、男性であれば誰しもが共通しているのが髪の毛が少なくなってハゲてしまうことへの恐怖です。
そんな恐怖から逃れる為には日頃から育毛剤を使ってケアをしていくことが必要になってきますが、育毛剤を使い始めるのは具体的にいつ頃からが良いのでしょう。
目次
育毛剤を使い始めるタイミングは?いつからがいいの?
育毛剤を使い始める絶好のタイミングは、早ければ早いだけ良いです。
という抽象的な答えになってしまうのですが、多くの方は薄毛が気になってから育毛剤を使うかと思いますが、それでは少し遅いです。
薄毛に悩み始める方の年齢は大体20代後半から30代前半にかけて多く、30代以降は更に悩む方が多くなります。
統計学的に考えると、育毛剤を使い始めるタイミングが良いのが20代前半だと言えます。
育毛剤が20代前半で使い始めるのが最適な理由
20代前半で薄毛に悩む人は年々多くなってきてはいますが、それでも自覚が無い方が多数です。
そんな時期から薄毛ケアをするのは少し億劫だと感じる方がいるかと思いますが、コレは大きな間違いです。
育毛剤というのは、使ってから1ヶ月2ヶ月で効果を表すようなものではなく、1年~3年という年数を経て長い目で見て効果を実感するものです。
薄毛が気になってきたから育毛剤を使ってみようと使い始めても、数年は経過を見なければならないため一見効果が無いように見えてしまい継続して育毛剤を使用しなくなってしまうのです。
育毛剤をいつから使うか迷ったら、自分でできるセルフ薄毛チェック
自分自身の頭皮の状態、あるいは髪の毛の状態を知ることで薄毛が進行しているのか、薄毛になりやすいサインを見抜くことができるのでセルフチェックをしてみましょう。
- 髪の毛が細くなりペタッとしてきている
髪の毛に栄養がいかないと太く強くできません。
そうすると髪の毛が細くなってしまい地肌が見えてしまう事もあります。細くなるのと同時に以前まではハリとコシが強く一本一本が立っていた髪の毛もペタっと元気がなくなってきていれば注意が必要です。
- 頭皮から大量にフケがでる
頭皮が乾燥しているとフケとなって現れるのですが、乾性フケと脂性フケの二種類あります。
乾性フケの場合は頭皮の保湿が上手く出来ていない時に多くなります。
主な原因は刺激性の強いシャンプーの使用です。保湿が上手く機能しないと砂漠に突然草木を植えても育たないのと同様に、髪の毛が育ちにくい頭皮環境になっていることを示しています。
一方、脂性フケはベタベタしているフケのことを指し、頭をかくと爪に白いフケが挟まってしまうのがこの脂性フケにあたります。
こちらは逆に皮脂が多く分泌されすぎている状態で、洗髪方法がおろそかであったり、汗をかいてもそのまま放置して頭を洗わなかったりすると脂性フケの原因となってしまいます。
放置しておくと脂漏性皮膚炎等の症状にもつながり薄毛に拍車をかけてしまうので要注意です。
- 抜け毛が増えてきた
季節やその時によってばらつきが出てきてしまいますが、普段よりも抜け毛が多くなったという方も注意が必要です。
薄毛の根本的な原因は生える髪の毛よりも抜ける髪の毛のほうが多くなることが原因です。
起きた時の枕に落ちている髪の毛や、お風呂場でシャワーを浴びている時に抜けた髪の毛の量がここ最近多くなってきたという方は薄毛の前兆の可能性があります。
以上が全て該当するのであれば、年齢関係なく今すぐにでも薄毛ケアをしたほうが良いでしょう。
抜け毛の量は個人差が激しいため、普段気にしていなかった人は他人事だと思わずにこの機会にチェックをして見ましょう。
気にするのは「いつから」だけではない。育毛剤の男性用と女性用について
近年女性の薄毛も気にされはじめており、女性用の育毛剤というのも目にすることが多くなりました。
男性用の育毛剤と女性用の育毛剤の違いというのはあるのでしょうか。
男性が女性用の育毛剤を使う、あるいはその逆の場合もしかすると効果が得られない場合があります。
というのも、男性用・女性用では働きかける場所が違ってくるのです。
男性用育毛剤の作用
男性の薄毛の原因は主に男性型脱毛症(以下AGA)が考えられます。
AGAとは男性ホルモンの一つであるテストステロンが体内にある酵素5-αリダクターゼと結合することによって生成されるジヒドロテストステロン(以下DHT)が原因です。
このDHTが生成されると、抜け毛が促進されるため男性用育毛剤にはこのDHT生成を阻害する成分が配合されています。
その他にも男性は頭皮の血行不良に悩まされることが多いため、血行を促進される成分がしばしば配合されています。
女性用育毛剤の作用
一方女性の薄毛の要因には女性ホルモンの低下が挙げられます。
女性ホルモンは髪の健康や寿命にとても強く起因しており、女性がハゲないといわれる所以はこの女性ホルモンが多いためと言われています。
しかし、不摂生や偏食、更年期等により女性ホルモンが減少してしまうと薄毛が進行してしまうため、女性用の育毛剤にはこの女性ホルモンに類似した成分を多く配合しているものが多いです。
そして、男性よりも女性はパーマやカラーを使いおしゃれをしますので髪の毛を酷使します。
なので頭皮の血行改善よりは頭皮の栄養不足が原因の一つでもあり、頭皮の栄養成分を多く配合しているのです。
男性がAGAによる男性ホルモンの抑止が必要なのに女性ホルモンを多くしても薄毛は泊まりません。
その逆も然りです。
なので男性は男性用の育毛剤、女性は女性用の育毛剤を使うのがオススメです。
最近ではその両方をバランス良く配合させた男女兼用の育毛剤というのもあります。
薄毛に悩む前のケアであればそちらを使用しても問題ないですが、男女の薄毛の原因は違うということは念頭にいれておいてください。
育毛剤の効果的な使い方
育毛剤を使い薄毛をケアしていくのであれば、やはり効果的な使い方をした方が効率が良いですよね。
では効果的な使い方はどのようにすれば良いのか、紹介してきたいと思います。
- 頭皮を温め血行促進させる
育毛剤の成分をなじませるためには頭皮の血行を良くしておかなければなりません。
なので、育毛剤使用前には湯船にゆっくりと浸かるか、頭を蒸しタオル等で温めるようにしましょう。
そうすることで頭皮の毛穴も開きますので血行促進と有効成分が吸収しやすくなります。
- 洗髪は丁寧に洗う
頭皮に汚れや余分な皮脂がある状態だと育毛剤が染み込みません。
なので洗髪をする必要がありますが、テキトーに洗髪をしても汚れや皮脂が残りかねないのでシャンプーを使用した際には頭皮を指の腹で揉む様にして洗い、お湯でしっかりと洗い流して下さい。
- 育毛剤は少量では効果は期待できない
いざ育毛剤を使おうとなった時に、たくさん使ったらもったいないからと少量で使っていたのでは意味がありません。
加えて薄毛の部分だけ育毛剤を塗布しても同様です。
頭皮全体に育毛剤が浸透するように適量を考えて使って下さい。
ただ、大量に塗ったからといってすぐに効果は期待できるワケではないので、頭皮全体にまんべんなく染み込む量を自分の中で判断して使うようにしていきましょう。
- 育毛剤塗布後の頭皮マッサージで血行促進
育毛剤を頭皮に塗った後は育毛剤の成分が染み込むように頭皮マッサージをして下さい。
こちらも指の腹を使って頭全体を揉むように優しくマッサージをしましょう。
この頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血行促進と育毛剤の有効成分の浸透率が大きく変わってきます。
以上を意識して行うことで、何気なく使う育毛剤よりも効果的に使う事ができます。
薄毛にならないと効果は目に見えて現れづらいのですが、数年先も今と変わらない量の髪の毛を持っているという事自体素晴らしい事なので、育毛剤を使って効率の良い薄毛ケアを実践してきましょう。
まとめ
- 育毛剤は使い始めるのが早ければ早いほど効果がある
- 育毛剤には男性用と女性用があり効能が違う
- 育毛剤は頭皮全体に浸透するように使う