女性の薄毛を引き起こす喫煙|その原因と禁煙方法を解説

女性の薄毛とタバコの関係

2015年の調査によると、日本人の約20%が喫煙しており、女性に限って言えば約10%という結果が出ています。タバコは「百害あって一利なし」という共通認識があるものの、この値は近年のものと比較してもあまり変化していません。しかし、そのタバコが女性の「薄毛」を引き起こす原因の一つになるという事実を知ると、喫煙率の低下に繋がるかもしれません。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素等の有害物質が体に蓄積されると、体内で悪い働きをするだけでなく、薄毛や抜け毛等、体の表面にも表れてくるようになります。特に女性にとっては肌荒れや薄毛の原因となり、健康で美しい体から遠ざかってしまうのです。それだけではありません。タバコは女性ホルモンのバランスを崩す大きな要因にもなります。女性が健康的な髪の毛を維持するためには「エストロゲン」という女性ホルモンの正常な働きが不可欠です。タバコは、そのような女性にとってなくてはならない存在を攻撃する恐ろしいものなのです。

タバコ女性薄毛画像

タバコによる薄毛への影響

具体的にタバコがどのように薄毛に影響しているかを見ていきます。まずはニコチンの恐ろしさについてです。タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させるため、血液循環が悪化します。そうすると、髪の毛を生え変わらせるのに重要な働きをする細胞への栄養不足、酸素不足により髪の毛が成長しなくなり、痩せた細い毛だけが残るようになるのです。

また、ニコチンは脳の中枢神経や自律神経を刺激し、人間の体を興奮状態にします。そうすると汗や皮脂の分泌が増えるために毛穴が詰まったり、頭皮に雑菌が溜まったりするので、清潔で健康な髪の毛が正常に生えなくなり、薄毛になってしまいます。

さらに、栄養の吸収を促進するビタミンCを破壊し、血行を正常に保つビタミンEの吸収率を下げます。すると血行不良となり、これもまた薄毛に繋がります。

その他にも、ニコチンは血液中の悪玉コレステロールを増加させます。そのことが動脈硬化に繋がり、毛細血管等、体の細部にまで栄養を運べなくなります。すると当然毛根にも新鮮な血液や栄養が行きわたらなくなり、髪の毛が痩せた状態になってしまいます。
(参考URL: https://hagelabo.jp/articles/tabacco-cause)

このように、ニコチンには人を興奮状態にする、というタバコの魅力の裏側に、薄毛に繋がる多くの要因が潜んでいるのです。そして、タバコの煙に含まれる有害物質の一つである一酸化炭素も、毛根細胞の働きに影響を与えます。一酸化炭素が体内に入ると血液中のヘモグロビンとくっつき、体の隅々にまで酸素を運ぶのを阻害します。すると、毛根細胞も酸素不足に陥り、髪の毛の成長が止まるのと同時に新しい毛も生えてこなくなります。
(参考URL: http://allabout.co.jp/gm/gc/371429/)

タバコ女性薄毛画像

他にも、まだまだ髪の毛に及ぼす悪い影響があります。まず、タバコを吸うことで増えた活性酸素が頭皮を酸化させたり、毛穴を詰まらせたりすると、新しい毛が生えてくるだけの環境が用意できなくなります。そして結果薄毛に繋がってしまうのです。

また、先述したように、タバコは女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌を減少させます。このことが原因でホルモンバランスが崩れ、コラーゲン等の栄養分が髪全体へ行きわたらなくなると、髪質の悪化、ボリュームダウンに繋がり、薄毛が目立つようになります。
(参考URL: http://www.hair-protecter.com/thinning_hair/cigarette.html)

このように、タバコが人体に及ぼす影響は非常に強く、頭皮や毛根の状態を悪くすることで薄毛を引きおこす大きな原因となっているのです。

「タバコをやめると太る」の真実

これまでタバコを吸っていた人が禁煙に成功すると、体の調子が良くなった、朝スッキリと起きられるようになった等という喜びの声が聞かれます。禁煙には、心にも体にも良い変化をもたらす、というプラスのイメージばかりがあるのですが、実は「タバコをやめると太る」と認識している人が多いことも確かです。では、なぜタバコをやめると太るのでしょうか。その理由と真実について探っていきましょう。

まず一つ目に「味覚が良くなる」ことです。タバコを吸うとニコチンやタールのせいで、味に鈍感になります。しかし禁煙することで味覚が元に戻り、食べ物本来の味を味わえるようになります。おいしさを感じることができれば自然と食べることが楽しくなってきます。また、これまでの反動で、普通の人以上についつい食べ過ぎてしまう人も多いようです。

次に「消化吸収能力の改善」が挙げられます。先述したように、タバコを吸うとビタミンやミネラル等、必要な栄養素を吸収する働きが妨げられます。しかし、禁煙すると消化吸収能力が元通りになるので、同じ量だけ食べてもその分太りやすくなるのです。

また、禁煙が大きな「ストレス」になり、食べ物に走るケースもあります。日常でもタバコが手放せなくなるぐらいのヘビースモーカーであったならば、依存症になっている可能性が高いと言えます。そのような人たちが禁煙を始めると、タバコへの禁断症状が出てしまい、自分をうまくコントロールできなくなります。その抑えきれないストレスを発散させるために異常な行動に出ることがあります。その最も目立つ例が「大食い」なのです。

いずれも太る原因にはなりますが、このことがタバコをやめた人全員に当てはまるわけではありません。個人差はあれ、禁煙した自分をうまくコントロールすることができるかどうかが、太るかそうでないかの違いを生みます。

fridge with food

無理のない禁煙で対策しましょう

健康のために、家族のために、と自ら決心して禁煙しようとする人は多いのですが、実際のところはタバコを吸う生活に慣れていたせいで、心も体もタバコを欲してしまいます。禁煙にはこのような誘惑に打ち勝つ強い心と、並々ならぬ忍耐力が必要です。しかし、あまりにも無理をして禁煙を成し遂げようとすると、逆にストレスになり、体に悪影響を及ぼすこともあります。そうすると元も子もありません。禁煙を成功させたいのであれば、決して最初から無理をしないことです。無理をすれば、その禁煙は一時的なものとなり、長続きしません。

それでは禁煙を進めるために効果的な方法について、いくつか例を挙げます。まず「周囲の人に禁煙を宣言すること」です。周りを巻き込むことにより、自分の中で甘えが出ないようにするのです。また「一緒に禁煙に取り組む仲間を作ること」もおススメです。一人ではなく一緒に取り組む仲間や環境を作ると、楽しみだけでなく適度なライバル心も生まれ、禁煙に取り組む姿勢に拍車がかかります。

また音楽を聴いたり、本を読んだりといったリラックス法で、禁煙中のストレスを適度に発散させることも効果があります。禁煙にも休息が必要です。それでも続かないようであれば、禁煙を助けるニコチンパッチのような薬を使うことも一つの手です。

禁煙を無理せずに成功させるコツ、それは決して自分一人で取り組まないことです。

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